ソフトウェア開発について知りたい人のために、おすすめの本などを紹介します。
ソフトウェア開発とは、プログラムを設計・構築して、アプリケーションやシステムを作り上げるプロセスです。ユーザーのニーズを満たすために、設計、コーディング、テスト、運用までを行います。技術と創造力が求められる分野です。
まずはじめに、ソフトウェア開発がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- プログラミング初心者:ソフトウェア開発の基礎知識や基本的なスキルを学びたい
- 現役のソフトウェアエンジニア:最新の技術やベストプラクティスを習得し、スキルアップしたい
- 学生や未経験者:IT業界やソフトウェア開発の仕事に興味があり、将来のキャリアを目指している
- プロジェクトマネージャーやリーダー:ソフトウェア開発プロジェクトを効率的に管理し、成功させたい
- アジャイル開発やスクラムに興味がある人:効率的で柔軟な開発手法を学びたい
- スタートアップの起業家:プロダクトの開発プロセスを理解し、チームをリードしたい
- フリーランスエンジニア:高品質のソフトウェアを効率的に開発し、クライアントの要望に応えたい
- テクニカルリードやアーキテクト:システム設計やアーキテクチャ構築のスキルを強化したい
- QAエンジニアやテスター:ソフトウェア品質管理やテストプロセスを学び、開発者との連携を深めたい
- ソフトウェア開発のプロセス改善を目指す人:DevOpsやCI/CDの導入方法を学びたい
- データベースやバックエンド開発に興味がある人:効率的なデータ管理やバックエンド構築の技術を学びたい
- フロントエンド開発者:UI/UX設計や最新のフロントエンド技術を学びたい
- IT企業の経営者や管理職:ソフトウェア開発の全体像を理解し、経営やリソース配分に活かしたい
- ゲーム開発者:ゲームエンジンやインタラクティブなアプリケーションの開発プロセスを学びたい
- AIや機械学習に取り組む開発者:ソフトウェア開発の基礎からAIプロジェクトを構築したい
- ソフトウェア開発に関わる教育者やトレーナー:学ぶ人に効果的な指導を行うための知識を得たい
- 非技術者で開発に関わる人:ソフトウェア開発の基本プロセスや用語を理解し、チームと円滑にコミュニケーションを取りたい
- 業務効率化や自動化を目指す人:ツールやソフトウェアの開発を通じて、業務改善を図りたい
- クラウドやモバイルアプリ開発に興味がある人:最新の技術スタックを使って、現代のニーズに対応したソフトウェアを作りたい
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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3月20日(木)まで
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おすすめ5選)ソフトウェア開発の本
ソフトウェア開発がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた
書籍情報
やらかしたくないエンジニアに贈る「失敗の教科書」!
失敗事例で学ぶ、よくある落とし穴の回避策
ソフトウェア開発は、どんなときも順調に進むとは限りません。
チームで開発を進めるエンジニアたちは、開発の足を止める「落とし穴」の数々と向き合わなければなりません。
「いつのまにか機能が肥大化していて、手がつけられなくなった…」
「仕様がまったく共有されていないまま、開発が進んでいた…」
「ちょっとしたコード変更が一日分の工数を奪った…」本書は、このような落とし穴にハマってしまった開発現場の「失敗エピソード」を面白おかしく紹介する、失敗事例集です。
amazon.co.jp書籍情報より引用
事例は架空の開発現場を舞台にしたフィクションですが、著者自らが体験した経験をベースに構成しているので、臨場感たっぷり。
読んでいるだけで冷や汗が浮かびます。
また、失敗につながる落とし穴を回避したり、抜け出すための方法も解説しています。
新しく開発チームを率いることになった新任リーダーや、チームで開発に取り組むエンジニアが、失敗に直面した際にどのようなアクションを起こせばよいか、現場で役立つ具体策がわかります。
エピソードは「企画」「要件定義」「実装」「品質管理」といった開発の工程別に42篇を収録。
各エピソードの冒頭には、4コマ漫画を掲載しているので、楽しく読み進められます。
評判・口コミ
Software Design総集編【2018~2023】
書籍情報
OS/Webから生成AIまで6年間のトレンドが1冊でわかる!
Software Designの2018~2023年度にかけてのバックナンバーを一挙に収録した総集編です。
付属のDVD-ROMおよび同梱の電子版ダウンロードコードから、バックナンバーをダウンロードできます。
これ1冊で、この数年におけるコンテナ技術の台頭や、AI・機械学習の発展など、まさに激動とも言えるIT技術の移り変わりを俯瞰できます。さらに「生成AI時代を生き抜くITエンジニアの生きる技術」という新規書き下ろし記事を収録。
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生成AIがもたらした影響と今後のITエンジニアに求められるスキルについて、プログラミング、設計、運用、テスト、Web、セキュリティ、そして機械学習に至るまで、各分野で一線級の方々に考察していただきます。
ITエンジニアはこの先、生成AIとどのように向き合っていけばよいのか、きっとそのヒントが得られるはずです。
図解でわかるソフトウェア開発のすべて
書籍情報
IT技術、eビジネスコンテンツなどで、新しいソフトウェアの必要性が高まっている。
本書はソフトウェア開発について、単なる技術面だけでなく、考え方などを、豊富な図解でわかりやすく解説。
SE初心者、プロジェクトマネージャーなどに絶好の入門書。
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評判・口コミ
ソフトウェア開発 改訂2版
書籍情報
ソフトウェア工学の基礎事項に基づいた教科書
IT Textシリーズは情報処理学会編集の教科書として、大学や高専などでこの間一定の評価を得てきました。
本書はソフトウェアの設計からプロジェクト管理までのソフトウェア開発について、最近のオブジェクト指向の手法を中心に、開発に必要な一連の作業の基本事項から実践までを学ぶことを目的としたものです。
改訂2版では、Webソフトウェア開発など最新技術を盛り込むとともに、例題を多く入れ、文系の学生などにもわかりやすい内容となっています。
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ゼロから学ぶ Git/GitHub 現代的なソフトウェア開発のために
書籍情報
【初学者納得、玄人脱帽!】
SNSで大絶賛の名講義が書籍化!Gitの仕組みから現代的な多人数開発の手法に至るまで、この一冊に網羅した。
学生から熟練エンジニアまで手に取ってほしい。
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エンジニア人生を支える、骨太な知識が身につく!
注目の新刊)ソフトウェア開発の本
ソフトウェア開発がわかる本の注目の新刊を、3冊、紹介します。
仕組みからわかる大規模言語モデル 生成AI時代のソフトウェア開発入門
書籍情報
基礎からソフトウェア開発の入門まで、LLMを体系的に学びたい人のための必携書
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本書は1冊で仕組みと開発手法を体系的に学べる、大規模言語モデル(LLM)を活用したソフトウェア開発の入門書です。
LLMは生成AI時代に欠かせない技術としてソフトウェア開発のあり方を大きく変えつつあり、あらゆる領域で応用可能な「知的エンジン」として進化しています。LangChainなどのフレームワークを用いてRAGを実装したり、マルチエージェントシステムを構築することでLLMの可能性がさらに広がります。
LLMを使いこなすには、Transformerの仕組み、学習プロセス、プロンプトエンジニアリングといった基礎知識を身につけることが欠かせません。本書ではこれらの技術を丁寧に解説し、オープンソースのLlama 3を解説することで、実用LLMをホワイトボックスとして活用できる視点を提供しています。
また、実践的なスキルが身につくようPythonによるコード例を豊富に掲載し、代表的なAPI(OpenAI API、Anthropic API、Gemini API)の利用方法を紹介。LangChainやLangGraphを用いた開発事例を通じて、応用可能なスキルを習得できるよう構成しています。
本書を通じてマルチモーダルLLMの仕組み、LangChainやLangGraphを活用したアプリケーション開発、マルチモーダルRAGやマルチエージェントシステムなどへの展開といった実践手法を身に付けられるでしょう。
探索的テストの考え方 ソフトウェア開発のテスト設計とテクニック
書籍情報
ソフトウェアの品質高めたい、すべてのテスト技術者&ソフトウェア開発者の方へ!
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探索的テストとはテストケースを作成せずソフトウェアを動作させながら進めるテスト手法です。
手動テスト、スモール探索的テスト、ラージ探索的テスト(ツーリングテスト)、ハイブリッド探索的テスト、探索的テストの実践と話を広げ、また探索的テストの未来、テスト技術者としてのキャリアを成功させる方法をアドバイスします。
コンピュータを使ったことがある人なら誰でもソフトウェアに不具合があることは理解しているでしょう。
世界最初のプログラムから最新のアプリケーションまでソフトウェアが完璧であったことはなく、今後も完璧になることはないことでしょう。
しかし現在社会は高品質のソフトウェアを必要としています。
実際にバグのあるソフトウェアがリリースされてしまっていますが、なぜコードレビュー、単体テスト、静的解析、その他の活動で発見されなかったのでしょうか?
リリース前にバグを発見する最善策とはどのようなものでしょうか?
これはソフトウェア開発者だけの課題でないことは明白で、バグの本質を理解するためには「テスト技術者」が最前線に出る必要があります。
本書はソフトウェアのテスト技術者向けに書かれたものですが、こうした課題を取り上げていきます。
AI駆動開発完全入門 ソフトウェア開発を自動化するLLMツールの操り方
書籍情報
エンジニアの生産性を劇的に高める必携書。
体験しながらAI駆動開発をマスターできる!本書では、AIコードエディタCursor(カーソル)を使ったAI駆動開発のノウハウを学んでいきます。
大きく準備編、基礎編、実践編の3パートで構成しており、準備編ではCursorなど開発環境の導入を行い、基礎編ではオセロ、2048などのシンプルなパズルゲームを開発。その後の実践編では音楽配信サービス的なWebアプリケーション開発を通じて本格的なAI駆動開発を体験します。
多数のプロセスを経る開発をAIによって効率化し、エンジニアの生産性をアップする手法がしっかり身につきます。<本書はこんな人におすすめ>
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・アプリケーション開発に興味があるが、開発スキルがない人
・仕事に追われ、開発にAI活用を模索しているエンジニア
・AI系開発ツールの使い方をマスターしたい人
ロングセラー)ソフトウェア開発の本
ソフトウェア開発がわかる本のロングセラーを、10冊、紹介します。
GitHub CI/CD実践ガイド 持続可能なソフトウェア開発を支えるGitHub Actionsの設計と運用
書籍情報
GitHub Actionsの基本から運用のコツまで学び、品質の高いソフトウェアをすばやく届けよう
本書はCI/CDの設計や運用について、GitHubを使ってハンズオン形式で学ぶ書籍です。
GitHub Actionsの基本構文からスタートし、テスト・静的解析・リリース・コンテナデプロイなどを実際に自動化していきます。
あわせてDependabot・OpenID Connect・継続的なセキュリティ改善・GitHub Appsのような、実運用に欠かせないプラクティスも多数習得します。実装しながら設計や運用の考え方を学ぶことで、品質の高いソフトウェアをすばやく届けるスキルが身につきます。
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GitHubを利用しているなら、ぜひ手元に置いておきたい一冊です。
ソフトウェア開発の会計・税務・リスクマネジメント
書籍情報
大規模化・複雑化するソフトウェア開発に関する多様な事象を会計基準や税法等に基づき解説するとともに、会計処理の検討例としてコンピュータゲーム業界の実務を取り上げる。
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評判・口コミ
ソフトウェア開発にChatGPTは使えるのか?――設計からコーディングまでAIの限界を探る
書籍情報
ChatGPTをソフトウェア開発で活用しよう!
対話型人工知能ChatGPTの登場は衝撃でした。
本書はインターネット草創期からソフトウェア開発に携わる筆者がプロの目線で、ChatGPTの限界と利用方法を探ります。一般ユーザーレベルでは、パワーポイントやワード、エクセルファイルの自動生成などがChatGPTで簡単にできてしまいますが、ソフトウェア開発でその威力はすさまじく、プロが現場で使用する、UMLのクラス図やシーケンス図などソフトウェア設計にかかわるドキュメントをいとも簡単に生成します。
データベースのER図もあっという間に出力します。
プログラムコードの誤りも指摘し、さらによりよいコードにリファクタリングまでしてくれます。
まさに人知を超えた存在です。
でもこれは正しいコードで内容なのでしょうか。筆者の豊富な開発経験でChatGPTを多面的に試し、その有用性をつまびらかにしていきます。
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道具としてAIを活用するか、それともただ驚くだけか、本書は積極的に人工知能を活用するための手引きになるでしょう。
コード×AI ソフトウェア開発者のための生成AI実践入門
書籍情報
エンジニアが生成AIを活用するための入門書
GitHub CopilotやChatGPTなど生成AIによるコード生成やコードリーデイング支援が流行っています。
これらは破壊的なイノベーションで、いずれはすべての開発者や企業が導入するものです。ただ、現状では生成AI×コードを推進・導入している企業は多くはなく、さらに活用法については手探りの状況です。
本書では生成AI×コードでなにができるか、どうすればよりよく活用できるかを解説します。
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しっかりと活用していくための知識と、現場で活用できる実践が身に付く必携の一冊です。
評判・口コミ、著者ポスト
Good Code, Bad Code 持続可能な開発のためのソフトウェアエンジニア的思考
書籍情報
「よいコード」と「悪いコード」の違いは、どこにあるのでしょうか。
もちろん、どんな立場で、何を作るのかなどによって、その定義は変わってきます。本書では、プロの「ソフトウェアエンジニア」として、堅牢で信頼性が⾼く、保守しやすく、チームメンバーが理解や適応しやすいコードを作成するための概念と実用的な⼿法を、Googleでテックリードを務める著者が解説しています。
(中略)
本書は、経験が3年以内のソフトウェアエンジニアをターゲットとして執筆されていますが、チームで開発を行う際のリファレンスとしても利用できるでしょう。
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あるいは、経験のあるエンジニアであっても、自分の経験を整理し、言語化するための便覧としても使えるはずです。
そして、チーム開発で、他のエンジニアをメンタリングするための便利なリソースとしても活用できます。
組込みソフトウェア開発のための構造化プログラミング
書籍情報
組込みソフトウェアは開発は、リソースの制限が厳しい上に、堅牢性、リアルタイム性など、より高い完成度が要求されます。
これらを克服するために、要件定義、分析、設計などの上流工程、およびプログラミングの方法論が数多く提唱されてきました。
しかし、こららはやや難解で初心者には敷居が高いという一面がありました。本書は、組込みシステム開発の下流工程に注目して構造化設計を学びます。
題材は、レゴマインドストームを使って組み立てた自動走行ロボットです。筐体を2つのタイヤで倒立させてバランスを保ち、床面に描かれたラインをセンサーでたどって走行します。
この制御をプログラムで行います。
一見難しそうですが、実はとてもシンプルなプログラムで実現しています。
このソースコードと設計図を見比べていくことで、プログラミングと設計を同時に習得することを目指します。本書で学ぶ構造化設計とC言語によるプログラミンは、普遍的かつ汎用的なので、業界や時代を問わず活用することができます。
【本書の特徴】
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・プログラミングと設計の基本を同時に学べる
・親しみやすく汎用的な例題
・業界/時代を問わず役に立つ知識が得られる
ソフトウェア品質を高める開発者テスト 改訂版 アジャイル時代の実践的・効率的でスムーズなテストのやり方
書籍情報
ウォーターフォールでもアジャイルでも、上流品質を上げまくって、よい製品を楽に作ろう!
テスト界の第一人者、高橋寿一氏執筆の「開発者テスト」実践における必携書、アジャイル開発に完全対応!本書では、アプリ・システム開発において、バグを減らすために開発者が行うべきテスト(開発者テスト)についてわかりやすく解説します。
開発者テストを実施するために知っておくべき概念・手法や、○単体テスト、○リファクタリング、○アジャイル開発での品質担保、○テストの自動化、などについて、実例を出しながら解説していきます。
旧版で言及の少なかったアジャイルテストの方法論にページを割き、アジャイルの現場でも活躍する内容にパワーアップしました。品質コンサルタントとして長年培ってきた筆者の経験をもとにした、現場で必須の手法+学術的根拠のエッセンスを詰め込んだ一冊です。
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Visual Studio Code実践入門! ソフトウェア開発の強力手段
書籍情報
コードエディター「Visual Studio Code(VSCode)」は、プログラミングを効率化するうえで有用なツールです。
本書は、VSCodeを習得してソフトウェア開発の生産性向上に役立てて頂くことを目指しています。VSCodeの機能を丁寧に説明するとともに、実際の作業をイメージできるように具体的な操作例や図を豊富に掲載しています。
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また、ブラウザとの連携など、開発ケースに関する内容も盛り込んでいます。
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版
書籍情報
ソフトウエア開発者専用に「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した「生き方バイブル本」、待望の改訂版。
プログラマーが良い人生を送るためには、技術習得法やキャリア構築法といったノウハウに加え、対人的な交渉・指導・意思疎通などをうまく行える能力や知恵、すなわち「ソフトスキル」が不可欠です!
本書では、キャリアの築き方、自分の売り込み方、技術習得法、生産性の高め方といった仕事で成功する方法だけでなく、財産の築き方、心身の鍛え方、恋愛で成功する方法など、「人生全般をより良く生きる方法」を具体的に説明します。
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ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 [第3版]エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識
書籍情報
企業の新人研修にも即使える
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「新人エンジニア向け教科書」第3版!
低予算や短納期、多様化するIT技術など、システム開発を取り巻く環境は厳しくなる一方です。しかしいちどベースとなる普遍的な知識さえ身に付けてしまえば、なにも恐れることはありません。本書は、社会人エンジニアとしての第一歩を踏み出す方、エンジニアを目指す学生に対し、そうした押さえておきたい基礎知識をゼロから丁寧に解説する入門教科書です。
第3版では、システム開発の目的や意義、流れ、手法、用語などを統合的に学習できるというコンセプトはそのままに、アジャイル型開発の解説を大幅に加筆したほか、全体的な改訂・増補を行いました。ウォータフォール型、アジャイル型の双方の特徴や違い、注意点等、システム開発にあたって知っておくべき知識をしっかり学べるようになっています。
開発途中に作成される各種の定義書・文書については、作成手順や記載項目を説明するほか、作成例を紹介。各章末には、個人学習にもグループ研修にも使える演習課題を用意しています。新人・学生はもちろんのこと、現場の必須知識を再確認したい現役エンジニア、研修を担当される方にも役立つ一冊です。
ソフトウェア開発によくある質問と回答
ソフトウェア開発について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
ソフトウェア開発とは何ですか?
回答: ソフトウェア開発とは、ユーザーのニーズを満たすソフトウェア製品を設計、作成、テスト、そして保守するプロセスです。
このプロセスには、要件の定義、システム設計、コーディング、テスト、デプロイメント、および保守が含まれます。
ソフトウェア開発に必要なスキルは何ですか?
回答: ソフトウェア開発には、プログラミングスキル(特定の言語でのコーディング)、問題解決能力、論理的思考能力、コミュニケーションスキル、チームワーク、そして時にはデータベースやネットワーク管理の知識も必要です。
プロジェクト管理スキルも役立ちます。
ソフトウェア開発の主な段階は何ですか?
回答: ソフトウェア開発の主な段階には以下のものがあります:
- 要件定義:ユーザーの要求を理解し、仕様を明確にする。
- システム設計:ソフトウェアのアーキテクチャを設計する。
- 実装(コーディング):設計に基づいてコードを書く。
- テスト:バグを見つけて修正する。
- デプロイメント:ソフトウェアをユーザー環境に導入する。
- 保守:ソフトウェアのアップデートや問題解決を行う。
アジャイル開発とは何ですか?
回答: アジャイル開発とは、ソフトウェア開発のための反復的で柔軟なアプローチです。
小さなステップで進め、頻繁にフィードバックを受け取りながら要件や最終製品を調整します。
これにより、変化する顧客の要求に迅速に対応することができます。
ソフトウェアテストの目的は何ですか?
回答: ソフトウェアテストの主な目的は、ソフトウェアが設計通りに正確に動作することを確認し、隠れたバグやエラーを特定することです。
これにより、製品の品質を保証し、ユーザーに安定した使用体験を提供することが目指されます。
ソフトウェア開発のスキルが活かせる職種とは?
「ソフトウェア開発」に関する知識や経験を活かして担当できる仕事として、以下のような職種や役割が考えられます。
- ソフトウェアエンジニア
- アプリケーションやシステムの設計、開発、テスト、保守を担当。
- プログラムコードの記述と最適化を行い、ユーザーのニーズに応えるソフトウェアを構築。
- システムエンジニア(SE)
- 顧客の要件をヒアリングし、システムの設計から導入までをサポート。
- 要件定義やシステムの仕様設計を主導。
- フロントエンドエンジニア
- ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)を設計し、Webやアプリのフロントエンド部分を開発。
- HTML、CSS、JavaScriptなどを駆使してビジュアル面を構築。
- バックエンドエンジニア
- サーバーサイドのロジックやデータベースの設計・開発を担当。
- Webアプリケーションやシステムの動作を支える処理を実装。
- データベース管理者(DBA)
- データベースの設計、構築、運用、最適化を担当し、システムの安定性を確保。
- 大量のデータを効率的に扱うためのスキーマ設計やクエリ最適化を行う。
- ソフトウェアアーキテクト
- ソフトウェア全体の構造や技術選定を担当し、長期的なシステムの維持管理を考慮した設計を行う。
- 開発チームの指針を提供。
- プロダクトマネージャー(PM)
- ソフトウェア製品の企画、開発プロセスの管理、スケジュール調整を担当。
- ユーザー要件と技術的な実現可能性を橋渡しし、製品のリリースを指導。
- QAエンジニア(品質保証担当者)
- ソフトウェアの品質を確保するためのテスト計画の作成、実行、バグ報告を担当。
- 自動テストツールの開発や手動テストを通じて品質を向上。
- モバイルアプリ開発者
- iOSやAndroid向けのモバイルアプリケーションの設計、開発を担当。
- ユーザーの利便性を考慮したモバイルアプリの機能を実現。
- DevOpsエンジニア
- 開発と運用のプロセスを統合し、ソフトウェアの迅速なリリースと安定運用を支援。
- 自動化ツールやCI/CDパイプラインを構築し、効率的な開発環境を提供。
ソフトウェア開発の知識や経験は、技術設計、開発、運用、品質管理、プロジェクト管理など多岐にわたる分野で活用されます。
まとめ
ソフトウェア開発について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、ソフトウェア開発がわかる本のおすすめ5選を紹介しました。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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