進化生物学について知りたい人のために、おすすめの本などを紹介します。
進化生物学とは、生物がどのようにして進化し、現在の多様な姿になったのかを研究する学問です。自然選択や遺伝、環境との関係を通じて、生物の起源や変化の仕組みを解明します。生命の歴史をひもとく鍵となる分野です。
まずはじめに、進化生物学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- 生物学を学ぶ学生:進化のメカニズムや理論を体系的に学びたい
- 生命科学・医学系の研究者:進化的視点から遺伝子や病気、行動を理解したい
- 教育者・理科教師:進化に関する知識を授業に活かしたい
- 科学に興味のある一般読者:ダーウィンの進化論や自然淘汰について知りたい
- 生物多様性や環境問題に関心がある人:種の分化や絶滅の背景を進化的視点で理解したい
- 動物や植物が好きな人:それぞれの生物がどのように進化してきたのかに興味がある
- 人類学・考古学に興味がある人:人間の進化や祖先の変遷を学びたい
- 心理学や行動科学に興味がある人:進化心理学や本能的行動の起源に関心がある
- 哲学や宗教に関心がある人:進化論と宗教的世界観の違いや調和について考えたい
- 科学史に興味がある人:進化生物学の発展や科学者たちの思想を学びたい
- 創作活動をしている作家や漫画家:リアルな生物設定や種の成り立ちを理解したい
- 医療や公衆衛生に関わる人:病原体の進化や薬剤耐性のメカニズムを知りたい
- 遺伝学や分子生物学に興味がある人:DNAや遺伝子変異が進化にどう関与するかを学びたい
- 自然観察やフィールドワークが好きな人:実際の生物の進化の証拠を探究したい
- 進化論に懐疑的な人:反証や異説も含めて多角的に理解したい
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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おすすめ5選)進化生物学の本
進化生物学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
進化生物学 ゲノミクスが解き明かす進化
書籍情報
自分はどこから来たのだろうか。
進化は人類の永遠のテーマである。かつては進化学といえば、化石記録の解析しかなかった。
20世紀後半になると分子生物学が発展して遺伝情報の解読が進み、さらに遺伝子導入や遺伝子ノックアウトを駆使した発生生物学の発展により形態形成のしくみが解明され、発生生物学の視点で進化を研究する進化発生生物学(エボデボ)が生まれた。遺伝子科学の技術を利用し、また自ら技術を開発しながら、生命科学研究の道を歩んできた著者が、その間に培ってきた進化への思いを本書に込めた。
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進化生物学の最新研究情報が満載。
出版社ポスト
進化生物学 DNAで学ぶ哺乳類の多様性
書籍情報
ゲノムに残された痕跡から進化のしくみを理解し、生物多様性損失の危機と向き合う!
最新のテクノロジーを用いたDNAの解読法もわかりやすく解説なぜ進化生物学を学ぶのか?
それは過去から現在までを知り、生物多様性を生み出した普遍的なメカニズムを明らかにして、さらに生物の本質を知るためである。
ネズミ、アシカ・アザラシ、そしてパンダまで、さまざまな動物たちの進化の謎に迫る。
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評判・口コミ
進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる
書籍情報
身近な生きもの、なじみ深い生きものを取り上げ、それらがどのように進化してきたか、最新研究を踏まえながら紐解いていきます。
第1章は「イヌ――もっとも身近な伴侶動物の起源」「ネコ――イエネコ進化史」「ウマ・ロバ――文明に大きな影響を与えた家畜の起源」「スズメ――鳥類最大グループの多様性」といった【身近な動物たちの起源】のお話。
第2章【植物とそれに依存する生き物たち】と第3章【大繁栄する昆虫たち】では、植物や菌類、昆虫の進化や起源を紹介します。
そして、第4章【進化する進化生物学】では、進化生物学に関する興味深いさまざまな話題を語ります。著者は、日本科学読物賞や日本進化学会賞・木村資生記念学術賞などの受賞歴がある、進化生物学者の長谷川政美先生。
近著に『進化38億年の偶然と必然』(国書刊行会)や『ウイルスとは何か』(中公新書)などがあります。生き物の家系図である「系統樹」をはじめ、図や写真をふんだんに掲載。
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進化にまつわる信頼できる最新情報満載の一冊です。
評判・口コミ
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学
書籍情報
第4巻の特長
・MITの他、アメリカの数多くの大学で採用されている『LIFE』のエッセンスをまとめた姉妹版『PRINCIPLES OF LIFE』を忠実に翻訳。
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・ミクロの生物学を中心に翻訳した第1~3巻に、第4・5巻でマクロの生物学を加えることで、現代生物学を概観できる。
・イラストや写真を眺めるだけでも生物学の重要事項をおおよそ理解できる。
・「研究」「理論を応用してみよう」「最先端」といった実践的、発展的コラムにより知識を深め、考えるクセとスキルが身につく。
評判・口コミ
ヒトの原点を考える 進化生物学者の現代社会論100話
書籍情報
《2024(令和6)年度 神奈川県立高校入試(国語)に出題されました!》
ホモ・サピエンスは、生物としては20万年前からほとんど進化していない!
「ビッグヒストリー」で紐解けば、現代社会の見方が変わる
・狩猟採集社会から変わらぬ人類の共通点とは?
・現代人がメタボになりやすいのはなぜ?
・確率論・ゲーム理論・抽象的思考は苦手?
・戦争を引き起こす思考のバイアスとは?
・環境問題より経済成長を重視しがちなワケは?
・ビッグデータや情報技術にどう向き合うべき?
サピエンスの「進化」に照らせば、人間とは本来どのような生き物なのか、現代社会の抱える諸問題の根源に何があるかが見えてくる!日本を代表する女性科学者として様々な社会課題の解決に貢献してきた著者が、進化の基礎知識から、リーダーの資質、Society 5.0への疑念まで縦横に語る。
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注目の新刊)進化生物学の本
進化生物学がわかる本の注目の新刊を、1冊、紹介します。
生物学史ひらめき図鑑 生命の謎に挑む科学者たち 50のイノベーション
書籍情報
■古代から現代まで、生物学史の「ひらめきの瞬間」を紹介
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私たちは一般知識として、進化論や細胞のしくみを知っていますが、それらは過去の生物学者のひらめきと、地道な研究から導き出されたものです。
本書では、医化学・毒性学の父であるパラケルスス、二名式命名法を確立したリンネ、最適な実験装置を自作したパスツール、炭疽菌の発見者コッホなど、生物学の歴史をたどりながら、生物学発展の転換となったさまざまな発明や発見を解説します。
■ゆるいイラストで、生物学史と研究者の面白さを伝える
一滴の水の中に無数の生命を発見したレーウェンフック、種痘法を発見し村の人々を救ったジェンナーなど、生物学研究の歴史は意外とドラマチック。研究者や生物をゆるいイラストで描き、親しみやすく図解します。
■ビジネスに役立つ
本書では「組み合わせる」「視点を変える」「偶然をものにする」「突きつめる」と、ひらめきが生まれる瞬間を分類して解説。本書で身につけた考え方をうまくビジネスに応用すれば、現状を打破するきっかけにもなるはずです。
ロングセラー)進化生物学の本
進化生物学がわかる本のロングセラーを、10冊、紹介します。
入門! 進化生物学 ダーウィンからDNAが拓く新世界へ (中公新書)
書籍情報
神様が創ったのでないのなら、生物はなぜこんなに多様な姿をしているのか?
餌の種類に応じてくちばしの形を変えた鳥、オスが交尾後に貞操帯でフタをするトンボなど、多様な形や行動の進化が、どのようにして起こったかを解説。
さらに中立進化説、分子遺伝学や行動生物学など最新の知見を紹介し、「挑戦するオス」が新たな種を生み出すとの新説や過剰な適応は絶滅への道であることを明かす。
知的興奮に満ちた書。
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都市で進化する生物たち ダーウィンが街にやってくる
書籍情報
進化はいま、都市で起きている!
生物学の新常識がここにある。進化とは、「手つかずの自然で、何千年もかけて起こるもの」、ではなかった!
人間が自分たちのためにつくったはずの都市が、今では生物たちにとって〈進化の最前線〉になっている。
都市には生物にとって多様な環境を提供できる余地があり、しかも地球上の多くの場所が都市化されており、 都市こそが生物の進化を促す場所になっているのだ。飛ばないタンポポの種、化学物質だらけの水で元気に泳ぐ魚、足が長くなったトカゲ……
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私たちの身近でひそかに起こっている様々な進化の実態に迫り、生物たちにとっての都市のあり方を問い直す。
「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ
書籍情報
生物の進化のメカニズムは、自然淘汰のなかで自らが生き残り、子孫を残して遺伝子をつなぐという「利己的」な動機に基づいて説明されることが多い。
だとすれば、多くの種で観察される「利他的」な行動は、どのように説明すればよいのだろうか?本書は、植物学者と動物学者がタッグを組み、その謎の答えに迫る。
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カギとなるのは「共生」という戦略である。
互いの強みを融合し、欠点を補い合いながら自然淘汰に打ち克った生物たちのドラマをお届けする。
進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学
書籍情報
性の多様性の本当の意味とは?
いまだに「普通ではない」という目を向けられがちな同性愛だが、実は、地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。
実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。しかし、なぜ、子どもを残さないはずの同性間性行動がこれほど盛んなのだろうか?
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どうして、ヒトの社会では同性愛が抑圧されてきたのだろうか?
ジェンダーかセックスかという既存の枠組みを超え、性の多様性の本当の意味を明らかにする。
分子からみた生物進化 DNAが明かす生物の歴史
書籍情報
オスが進化の先導者だった!? ネアンデルタール人と現代人はいつ分かれたのか? 生物最古の枝分かれはどうおきたのか? いまだ多くの謎につつまれている生物の進化。化石には残らない進化の情報が、突然変異としてDNAには刻まれている。DNAに秘められた生物の歴史を丹念にたどり、進化のしくみを解き明かす分子進化学。その基礎から最先端の成果までをわかりやすく紹介する。DNAが語る生物35億年の歴史。
オスが進化の先導者だった!? ネアンデルタール人と現代人はいつ分かれたのか? 生物最古の枝分かれはどうおきたのか?
いまだ多くの謎につつまれている生物の進化。化石には残らない進化の情報が、突然変異としてDNAには刻まれている。DNAに秘められた生物の歴史を丹念にたどり、進化のしくみを解き明かす分子進化学。その基礎から最先端の成果までをわかりやすく紹介する。DNAが語る生物35億年の歴史。
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生物の進化大図鑑【コンパクト版】
書籍情報
CGと化石写真を駆使して生命37億年の驚異的な全貌を解説した大迫力図鑑。
最新内容に全面改訂し、コンパクトなサイズで新登場。
全面大改訂
世界中で進められた最新の研究成果を網羅! 進化学の最前線
1 環境によって生命が誕生・多様化してきた軌跡を詳細に解説
——大陸移動/海と植生の変化/地球の寒冷化と温暖化……2 恐竜をはじめ、すべての古代生物の進化を網羅
——微生物/植物/昆虫/貝類/頭足類/魚類/爬虫類/鳥類/哺乳類3 最新の「人類」研究を詳しく紹介
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——ネアンデルタール人に関する最新の研究成果など、余すことなく収録
面白くて眠れなくなる生物学
書籍情報
細胞、生殖と発生、遺伝、刺激と動物の反応……とにかく覚えることが多くて大変だった生物の授業。試験前の丸暗記だけで、今ではすっかり内容を忘れている人も多いのでは?
それもそのはず――今の生物学の教科書は、「進化」という生物を貫く軸を考慮せずに、生物が示す現象を“バラバラ"に置いた構成になっているのです。これでは理解するのが困難になっても不思議ではありません。
本書は、進化生物学者の著者が、約38億年前の生命誕生の奇跡から始まった驚くべき生物の多様性を、「進化」という一つの流れですっきり分かりやすく解説。
「生物は合理的にできている」「脳とアリは似ている」「DNAはなぜ二重らせんなのか――ねじれる理由」「超個体の誕生」「知恵のない細胞でも組織を作る!?」「ヒトもミツバチも鬱になる」「臓器のできるまで」「メスとオスがあるのはなぜ?」「生き延びるために闘う? 逃げる? 」など、読み出したら止まらないエピソードが満載です!
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私が進化生物学者になった理由
書籍情報
生き物図鑑とドリトル先生の大好きな少女が、いかにして進化生物学者になったのか。
それまで通説だった「群淘汰」「種の保存」という考えの誤りに気づき、むしろ「遺伝子淘汰」「性淘汰」の考えこそ重要なのだと認識し、進化生物学者として成長していく著者の人生の歩みと、人間の進化と適応に関する興味深い話が語られる。
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社会はどう進化するのか 進化生物学が拓く新しい世界観
書籍情報
競争? 淘汰? いや違う。
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——ダーウィンの知恵は、私たちを共生へと導く。
がん細胞、免疫系、ミツバチのコロニーから、「多細胞社会」としての人間まで…。
進化生物学の最前線から、人間の社会・経済活動のメカニズムを解剖する、知的興奮の書!
進化生物学によくある質問と回答
進化生物学について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
進化生物学とは何ですか?
回答: 進化生物学は、生物の進化のプロセスを科学的に研究する分野です。
この学問は、種がどのようにして発生し、時間をかけてどのように変化していったかを理解することを目的としています。
進化の主なメカニズムは何ですか?
回答: 進化の主なメカニズムには自然選択、突然変異、遺伝的浮動、遺伝子流が含まれます。
これらのプロセスが組み合わさることで、生物種の遺伝的構成が変化し、新たな種が形成されることがあります。
ダーウィンの進化論とは何ですか?
回答: チャールズ・ダーウィンの進化論は、「種の起源」で発表され、自然選択による進化の概念を提唱しました。
彼は、生物が環境に適応し生存と繁殖に成功する特徴を持つ個体が遺伝子を次世代に伝えることで、種全体が徐々に変化していくと説明しました。
現代の進化生物学で使用される技術は何ですか?
回答: 現代の進化生物学では、分子生物学の技術を用いてDNAやタンパク質の配列を分析することが一般的です。
これにより、種間や個体間の遺伝的関係を詳細に調べることができます。
また、コンピュータモデリングやバイオインフォマティクスも重要なツールとして使用されています。
進化生物学の研究が私たちに何を教えてくれますか?
回答: 進化生物学の研究は、生物の多様性の理由を理解するのに役立ちます。
また、疾病の研究、農業の改良、自然保護の努力など、実用的な応用が可能です。
進化の理解は、生命の複雑さと相互依存を教え、自然界への新たな見方を提供します。
進化生物学のスキルが活かせる職種とは?
「進化生物学」に関する知識や経験を習得することで担当できる仕事は、以下のような職種や役割があります。
- 生物学研究者(進化学専門)
- 生物の進化の過程や多様性の起源を研究し、論文や学術書として発表。
- 化石記録、遺伝子解析、生態系の変化などを通じて進化を探究。
- 大学・教育機関の教員
- 高校・大学で進化生物学や関連分野(遺伝学・生態学など)の授業を担当。
- 学生に進化の理論や科学的思考を指導。
- 博物館・自然史博物館の学芸員
- 展示物の監修や解説文の作成を通じて、進化に関する知識を一般に普及。
- 研究と展示企画の両方を担当。
- 遺伝学者・ゲノム研究者
- DNAやゲノム情報を解析し、生物の進化的変化や系統関係を明らかにする。
- 進化のメカニズムを遺伝子レベルで解明。
- 生物系コンテンツライター/サイエンスライター
- 進化生物学を一般向けにわかりやすく解説する記事や書籍を執筆。
- 科学リテラシーの向上に貢献。
- 野生動物保護・生態系管理職
- 生物の進化的背景を理解しながら、生態系保全や絶滅危惧種の保護活動に従事。
- 生物の適応能力を考慮した管理計画を立案。
- 医療・創薬研究者(進化的視点から)
- 病原体の進化や薬剤耐性のメカニズムを研究し、新薬開発や感染症対策に活かす。
- ウイルスや細菌の進化動態の解析を行う。
- AI・アルゴリズム開発者(進化的計算を応用)
- 遺伝的アルゴリズムなど、進化理論に基づいた最適化手法を開発。
- 複雑な問題解決やシミュレーションに応用。
- 科学コミュニケーター/展示解説員
- 動物園、水族館、科学館などで進化や生物の適応に関する解説や教育活動を実施。
- 子どもから大人までを対象とした普及啓発を行う。
- フィールドワーク専門家(動植物調査)
- 各地で動植物の分布や形質の進化的変化を観察・記録し、学術資料としてまとめる。
- 生態系の現場データから進化の証拠を収集。
進化生物学は、基礎研究から応用科学、教育や社会啓発まで幅広く活用される分野であり、自然や生命の理解を深める多くの仕事に直結します。
まとめ
進化生物学について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、進化生物学がわかる本のおすすめ5選を紹介しました。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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