生物多様性について知りたい人のために、おすすめの本を紹介します。
生物多様性とは、地球上のさまざまな生物種、遺伝的変異、そしてそれらが生息する生態系の複雑な網のこと。この多様性が生態系の健康と地球の生命維持システムを支え、食料安全保障、医療資源、自然災害からの保護など、人類に直接的な利益を提供します。生物多様性の保全は、地球の持続可能な未来にとって不可欠。私たちの行動一つ一つが、この豊かな生命の網を守る鍵となります。
まずはじめに、生物多様性がわかる本のおすすめ3選を紹介します。
さらに探したい人のために、名著・ロングセラー本、最新の本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- 環境科学者:生態系の健全性と生物多様性の保全についての研究を行いたい。
- 生物学の学生:生物多様性の原理、種の保存、環境影響に関する知識を学びたい。
- 環境保護活動家:生物多様性の重要性を啓発し、保護活動に参加したい。
- 自然保護区の管理者:野生生物の保護と生態系の管理戦略を学びたい。
- 教育者:生物学や環境科学のコースで生物多様性の教育を行いたい。
- 政策立案者:生物多様性の保全に関する公共政策を策定したい。
- 農業専門家:持続可能な農業実践における生物多様性の役割を理解したい。
- NGOスタッフ:生物多様性保護プロジェクトを企画し、実行したい。
- エコツーリズム関係者:生物多様性を基盤とした観光活動を推進したい。
- 自己啓発に関心がある一般読者:生物多様性の保全の重要性と方法を学びたい。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、ぜひ読んでみてください!
生物多様性の本 おすすめ3選
生物多様性がわかる本のおすすめ3選について、書籍情報と評判・口コミを紹介します。
ESGとTNFD時代のイチから分かる 生物多様性・ネイチャーポジティブ経営
書籍情報
ビジネスに欠かせない、自然・生物多様性を守り増やす
「ネイチャーポジティブ」経営の世界動向をイチから解説
本書では、自然の保全と経営の両立でESG投資を呼び込む事例やTNFDを紹介しています。アップルからネスレ、花王、丸紅、BNPパリバなど世界の企業・投資家の事例が満載。
新入社員から経営者まで、自然資本・生物多様性・TNFDを手ほどきしたネイチャーポジティブ本の決定版です。
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評判・口コミ、著者ポスト
図解でわかる 14歳から知る生物多様性
書籍情報
気候変動と並ぶSDGsの大問題。
あらゆる命はつながっている。
地球だけがもつ奇跡の多様性を守るためにいま知っておくべきこと。
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ、著者ポスト
ネイチャーポジティブ経営の実践 次なるサステナビリティ課題「生物多様性」とは
書籍情報
TNFD v1.0完全対応
amazon.co.jp書籍情報より引用
自然と共生し、成長する企業の在り方を紐解く
世界の市場や企業経営において、カーボンニュートラルの次の課題として「ネイチャーポジティブ」の実現に焦点が当たっています。企業の経済活動は森林や土壌、水、大気、動物といった自然資本によって支えられている一方で、それらを搾取し、負の影響を与える行為がともないます。ネイチャーポジティブとは、経済活動の影響で喪失した自然を回復軌道に乗せるために、生物多様性の損失を止め、反転させる緊急行動を起こす考え方のことで、2021年のG7サミットや2022年のCOP15などで議論が進み、産業界の共通課題として世界中で取り組みが始まっています。
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は2023年9月に、ネイチャーポジティブの指針となるフレームワークの最終版(v1.0)を公開しました。今後、多くの企業がこのTNFDフレームワークをグローバルスタンダードとして、自然への依存度や影響といったリスクと新しいビジネス機会を開示し、実行に移すことになると考えられています。
本書では、取り組みが加速するネイチャーポジティブの全体像を俯瞰するとともに、TNFD v1.0やその他の国際的なイニシアティブを用いて、企業がネイチャーポジティブを実現するための具体的なアプローチを解説します。さらに、自然リスクが高い8つの業界を取り上げ、業界ごとの課題や先進事例を詳述します。
著者・出版社ポスト
生物多様性の名著・ロングセラー本
生物多様性についての名著やロングセラー本を紹介します。
生物多様性概論 自然のしくみと社会のとりくみ
書籍情報
生物多様性の基礎理論から、森林、沿岸、里山の生態系の保全、社会的側面を学ぶ入門書。
〔内容〕
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生物多様性とは何か
生物の進化プロセスとその保全
森林生態系の機能と保全
沿岸生態系とその保全
里山と生物多様性
生物多様性と社会
評判・口コミ
生物多様性を問いなおす 世界・自然・未来との共生とSDGs
書籍情報
SDGsを見据え、将来世代に引き継ぐべき「三つの共生」とは?
地球公共財をめぐる収奪・独占という利益第一主義を脱し、相利共生を実現する構図を示す。
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評判・口コミ
生物多様性 「私」から考える進化・遺伝・生態系
書籍情報
私とは何か、から始めてみよう――。
『ゾウの時間 ネズミの時間』の著者による異色の生物多様性講義。地球まるごと生態系を一冊に
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評判・口コミ
最新の生物多様性の本
近日発売予定やこれまでに発売された生物多様性の関連書籍を、発売日が新しい順に紹介します。
【7月17日発売】進化生物学 DNAで学ぶ哺乳類の多様性
書籍情報
ゲノムに残された痕跡から進化のしくみを理解し、生物多様性損失の危機と向き合う!
最新のテクノロジーを用いたDNAの解読法もわかりやすく解説なぜ進化生物学を学ぶのか?
それは過去から現在までを知り、生物多様性を生み出した普遍的なメカニズムを明らかにして、さらに生物の本質を知るためである。ネズミ、アシカ・アザラシ、そしてパンダまで、さまざまな動物たちの進化の謎に迫る。
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【7月12日発売】「絶滅の時代」に抗って 愛しき野獣の守り手たち
書籍情報
野生動物をどうまなざすか考えることは、わたしたちがどう振る舞うかを考えること。
価値ある資源か、御しがたい厄介者か、はたまた守るべき隣人か。
異なる価値観に翻弄されつつも、愛しき野獣を守ろうとした者たちの奮闘の歴史が、本書の主題である。これは、常識変遷のストーリーでもある。
ほんの250年前、進化理論は影も形もなく、絶滅の概念さえおぼろげだった。
ほんの100年前は、野生動物保護は狩猟のために行うのであって、オオカミやタカなどの捕食動物は駆除すべき害獣だった。
そして、世界初の絶滅危惧種保護法が米国で成立したのが約60年前。
それ以来、国際的な保護の機運が広がり、いまや「豊かな生物多様性の価値」は常識となりつつある。このような変化は、科学の発展によるところも大きい。
だが、思想を深めた者、法に訴えた者、政治に働きかけた者、そして市民に広くよびかけた者なしには、決してありえなかったはずだ。
レイチェル・カーソンやジュリアン・ハクスリー、アルド・レオポルドやウィリアム・ホーナデイなど、挫折や対立をものともせず「行動した者」たちが、今の常識を作ってきた。自然保護活動には、解決を待つ難題が山積みであり、昔も今も近道はない。
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先人たちや、今まさに現場にいる人々の奮闘を記した本書が羅針盤となり、これからも続く生物多様性保全の進展を導くだろう。
【7月12日発売】カーボンニュートラルからネイチャーポジティブへ サステナビリティ経営の新機軸
書籍情報
自然資本・生物多様性にどう対応すべきか?
各国・地域の政策等の動向から国内外企業の取り組み事例までを紹介。
1トピックを見開きで解説したビジネスパーソン必携の1冊。
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外来動物対策のゆくえ 生物多様性保全とニュー・ワイルド論
書籍情報
外来種問題を問いなおす――「新しい生態系(ニュー・ワイルド)」とはなにか。
外来種問題の発生から生物多様性条約までの歴史を丹念にたどりながら、世界自然遺産の島じまや本土の外来動物対策について詳述し、これからの生物多様性保全について考える。
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奇妙で不思議な土の世界
書籍情報
複雑で興味深い土の性質と役割を学ぶ
私たちの身近にあり、どこにでもある土。
人間を含め、地球上のさまざまな生きものの暮らしを支えてくれる大事な存在ですが、私たちは土の性質や役割についてどれほど知っているでしょうか。本書では、土の成分やさまざまな土の性質、生きものとのかかわり、自然環境のなかでの役割など、土と土がもたらす恩恵を、科学的な視点からわかりやすく説明しています。
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複雑で、興味深い土の世界を楽しみながら学べる、科学絵本の傑作!
所さんの目がテン!公式ブック 生物多様性がわかる かがくの里の「つながり」大事典
書籍情報
「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)の長期実験企画・かがくの里が10周年を迎えたことを記念した公式ブックが登場!
2014年、里山再生と人と自然とのつながりを取り戻すことを目指して始まった、かがくの里。今では、フクロウやムササビ、カエル、ミツバチなどをはじめ、多種多様な生き物がいて、さまざまな作物も収穫されています。
今回の本は、かがくの里ではぐくまれてきた動物と昆虫、作物、そして人と、さまざまな生き物のつながりを、昆虫写真家・Tokyo Bug Boysの魅力的な写真とともに、番組に登場する先生たちが解説。
「楽しみながら無欲で続けてきた。それが良かったんじゃないかな」という所ジョージさん、「小さな生き物にワクワクした、小さなころの自分の気持ちを大事にしてほしい」という養老孟司さん、現在進行中の「母屋プロジェクト」への想いを語った隈研吾さんなど、出演陣のインタビューとともに、“生物多様性”という、ちょっと難しい、でもとても大切なテーマについて、子どもたちも興味を持って考えられるような一冊となっています。
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新たな種はどのようにできるのか? 生物多様性の起源をもとめて
書籍情報
生き物に興味があるすべての人へ向けて、生物多様性の最も基本的な単位である「種」について、その基準や誕生のメカニズムを解説。
地球上には数えきれないほど豊かな生物種が生息している。
現在見られる種は祖先種から分岐することによりその数を増やしており、このプロセスは種分化と呼ばれる。
進化の中でどのように新種が誕生するのか? それにはどのくらいの時間がかかるのか? 同種と新種/別種の境目はどこにあるのか? 種分化しやすい分類群は存在するのか?
これらに対する答えは、ダーウィン以来、生物多様性を考える多くの研究者が追い求めてきた。本書では、フィールド調査・分類・理論モデルなどの様々な手法を用いてこの疑問に挑戦していく。
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また、種分化研究に関する最新の知見を紹介することで、地球の生物多様性がどのように形作られたか、さらに新種の誕生を私たちが目撃できるかについて触れる。
長良川のアユと河口堰 川と人の関係を結びなおす
書籍情報
日本三大清流に数えられる長良川は、本州の大河で唯一本流にダムと堰のない川と言われ、山・川・海の連続した生物圏の上に豊かな水文化が育まれてきた。
アユをはじめ海と川を回遊する生き物、汽水域で生活する生き物は長良川の大切な恵みであり、川の生物圏の連続性、持続可能性の指標だが、河口堰はその営みを分断した。
2015年、長良川の天然アユは岐阜市で準絶滅危惧種に指定(後に削除)、「清流長良川の鮎」が世界農業遺産に認定された。本書は、生物多様性の喪失が地球の限界を超えている時代に、川の生物圏を再生し、社会や経済の基盤として復権させ、川と人の関係を結びなおす可能性を探る。
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いきものづきあいルールブック 街から山、川、海まで 知っておきたい身近な自然の法律
書籍情報
自然を楽しむすべての人に!! マンガと解説でわかりやすい「いきもの」の法律&マナー
道ばたで、今にも踏まれてしまいそうな野鳥の雛を見かけたとき、あなたならどうしますか?
近所の公園、山、川、海、それぞれの場所で、やってもよいこと、いけないことを知っていますか?その他にも、昆虫採集はどこでもできるのか? 山菜やキノコは自由にとっていいのか? テント張りやキャンプが禁止されている場所、自然環境にゴミを捨ててはいけない理由など、「自然環境」や「野生生物」と関わる上で気をつけたい「法律」や「マナー」について、本書では、ストーリーマンガと解説ページでわかりやすく紹介します。
自然観察を楽しむ方はもちろん、昆虫採集、キノコ狩りや野草摘み、登山やキャンプ、釣り、磯遊び、潮干狩りなど、いきものや自然と関わる人たちにおすすめです。
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世界から青空がなくなる日 自然を操作するテクノロジーと人新世の未来
書籍情報
人間はこれまでに自然を思いのままにしようとした結果、環境を破壊してきた。
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そして今、気候変動や生物多様性の危機を解決するため、最新のテクノロジーを駆使し、さらなるコントロールを試みようとしている。
・川に電気を流し外来種のコイを操る電気バリア
・温暖化の海を耐え抜くサンゴをつくりだす進化アシスト
・毒を分泌するオオヒキガエルを無毒化する遺伝子ドライブ
・大気中のCO2を回収して石に変えるDAC装置
・空にダイヤモンドをまいて地球を冷やすソーラー・ジオエンジニアリング
こうした技術は自然を救う希望か、それとも絶望か?
『6度目の大絶滅』でピュリッツァー賞を受賞した作家による、待望の最新作。
地球のいきものをめぐる旅 北極の海から熱帯雨林まで なにがいるかな 見つけてみよう!
書籍情報
世界にはどんな環境があり、それぞれの場所ではどんないきものがすんでいるのか。
大迫力の絵で、生物多様性への興味を育てる絵本。
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魅惑の昆虫生態図鑑
書籍情報
地球上でもっとも繁栄している生物、と聞いて何を思い浮かべますか?ヒト?
ヒトは複雑な社会を形成し、自然の摂理を利用し、地球環境やそのほかの生物に多大な影響を与えながら生きていることは知っての通りです。
種数という意味で、地球上の生物のなかでもっとも繁栄しているのは昆虫です。
昆虫はヒトよりもはるかに前から地球に存在し、その長い進化の過程で驚くべき適応能力を身につけてきました。本書ではその生態、巧みな生存戦略を精緻なイラストとともに見開き完結でわかりやすく紹介しています。
本書をぱらぱらとめくって、気になる昆虫が紹介されているページ、イラストが気に入ったページから読み進めてください。
この地球でヒトと同じように必死に生きる昆虫たちが、いかにして「もっとも繁栄している生物」の座に君臨したか、その一端を感じることができます。
本書は『人類が滅ぼした動物の図鑑』に続く、大型生物図鑑シリーズの第2弾です。
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ミミズの農業改革
書籍情報
地面の下で、無数の土壌生物が蠢いている。土は、彼らの活動の痕跡が幾重にも刻み込まれることで維持されている複雑な構造物だ。もし土壌生態系が失われれば、土もただの砂に戻っていき、やがて失われてしまうだろう。
なかでもミミズは、土壌生態系において「生態系改変者」に位置付けられ、その生態系にいるかいないかで風景を一変させてしまうほどの影響力を持つ。落ち葉と土を旺盛に食べ、糞は団粒に、トンネルは排水路になる。その痕跡は長く土に残り、土壌生物や植物に恩恵をもたらしている。
土壌生態系は長い間土を維持してきた。しかし、人が農耕によって土に介入し始めると土壌劣化が始まった。20世紀以降は特に急速に劣化が進んでいる。著者曰く、その原因は農薬だけでなく、農業の基本とされる耕耘にもあるという。土壌生態系を維持するには、耕してはいけないのだ。
では、耕さない農業は可能なのだろうか。著者は、自身の実験農場で「不耕起・草生」の農業を実践している。その農地では、耕していないのに土が柔らかくなり、化学肥料を与えていないのに土壌の栄養塩の循環が増える。これらの変化は、土を生態学の視点で捉えることで説明できるという。
ミミズをはじめとする土壌生態系と作物を共存させる、これからの再生型農業を提案する書。
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食虫植物 多様性と進化
書籍情報
食虫植物は植物学のフロンティアである。
捕虫葉形態形成のように、普通の植物ではわからなかった植物発生の新しい仕組みの発見、あるいは、活動電位のように陸上植物全体に関わるけれども他の植物ではうまく解明できなかった普遍的な現象を解明できる可能性を持っている。
それ故、多くの研究が行われ、さまざまな仮説が提唱されている。
近い将来、食虫植物だけに留まらない生物学や進化学の全体に影響を与えるような驚きの発見が期待されているのである。本書は長年、食虫植物に魅せられた著者が、膨大な野外調査と豊富な写真を使って食虫植物の分類や生態などをまとめ上げたものである。
ウツボカズラ、ハエトリソウ、ムジナモなど、世界中を歩き廻って集めた2000枚以上の写真と図によって食虫植物の魅力と不思議を存分に紹介し、あわせて図の説明と本文によって、食虫植物の基礎から最新研究までを網羅して紹介した。食虫植物に興味をもたれる学生から研究者、一般の植物愛好家の方々にも広く読んでいただきたい。
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【フルカラー】
〈標本〉の発見 科博コレクションから
書籍情報
日本随一のコレクション数を誇る国立科学博物館――美しい標本、それぞれのストーリー。
科博の研究者14名がこだわり選んだ、絶滅種、絶滅危惧種を中心に150種超。四季折々の自然豊かな環境に、生物多様性を誇る日本列島。
トキ、ニホンオオカミ、ニホンカワウソ、クニマス、冬虫夏草、タガメ……
美しいカラー図版に、それぞれの種にまつわるエピソードを添えて、絶滅の物語、復活の物語、科学の最前線を知る。種の保全につながる標本を「再発見」し、未来につなげる、日本列島の生物多様性をさぐるヴィジュアルブック。
※国立科学博物館の企画展「発見! 日本の生物多様性」(2021年)を再編集して成書化。
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※恐竜を含む古生物、岩石・鉱物、理工学機器類の標本は扱っていません
もう木を伐らないで 玉川上水の生物多様性のために:
書籍情報
東京・玉川上水沿線(小金井市)で、ある日ケヤキが皆伐された!
理由は、小金井桜を育てるために他の樹木は邪魔になるため、だった。
木を伐ると、何が起きるのか、都会の自然にはどういう意味があるのか、生物多様性の保護はなぜ大事なのか―。長年、玉川上水の自然観察を市民とともにおこなってきた生物学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
「神宮外苑1000 本の樹木を切らないで」運動など、一連の木を伐らないでという市民の懇願の動きが盛り上がっているいま、読んでおきたい一冊。
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スケッチイラスト、写真、図表など多数!
ソバとシジミチョウ 人-自然-生物の多様なつながり
書籍情報
あなたの庭に、今年も蝶は来ていますか?
生態学と生物多様性を専攻する著者は、フィールドワークで訪れた上伊那郡飯島町で、ミヤマシジミが群をなしてとぶ光景に驚嘆する。
近くには白い花を一面に咲かせるソバ畑があった。
本書は、人-自然-生物の相互依存的な関係がいかにして生じ、どんな問題に見舞われてきたかをわかりやすく綴ったエッセイ。
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驚きの「リアル進化論」
書籍情報
え、そうだったの⁉ 「進化論の今」を知る最適の一冊! これが「ほんとうの進化論」です!
実証と反証を繰り返してきた進化論の歴史、遺伝子工学が炙り出した「ネオダーウィニズム」の矛盾、「構造主義進化論」という新たなアプローチまで語り尽くす、知的テンターテインメント!
「ネオダーウィニズム」とは、「ある生物の遺伝子に突然変異が起こり、環境により適応的な変異個体が自然選択によって集団内に広がり、その繰り返しで生物は環境に適応するように進化する」という理論です。19世紀の半ばにダーウィンが提唱した「進化論」に修正を加え、メンデルの「遺伝学説」やそのほかのアイデアを合わせたこの理論を、多くの人はいまだに信奉し続けていますが、この理論で進化のすべては絶対に説明できません。
メディアでおなじみの生物学者、池田清彦が、進化論の歴史をたどりながら、ネオダーウィニズムの矛盾を突き、最新の知見にもとづいた「もっと本質的な進化論=リアル進化論」をわかりやすく解説します。
サイエンスに興味があるビジネスパーソンから学生まで、進化論の入門としても、学び直しとしてもピッタリの一冊。
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知的好奇心をくすぐり、誰かに話したくなる要素が満載です!
植物の超階層生物学 ゲノミクス×フェノミクス×生態学でひもとく多様性
書籍情報
生きものについて全て知りたい!
その想いをつきつめて、行けるところまで行ってみよう!
ゲノムという設計図をもとに織りなされる植物の世界。
遺伝子の働き、細胞の色、クチクラの組成といったミクロな視点から、高地への適応、画像解析による形態や植生の解析といったマクロの視点まで。
階層を横断して生き物を調べつくした研究を様々なノウハウと共に紹介!一口に「生きものを調べる」と言っても、調べる対象は無限にある。
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ある特徴一つをとっても、どんな機能があるのか?どんな素材でできているのか?どんな遺伝子が作用しているのか?……等々、知りたいことが次々に出てきてしまうから。
そんな疑問の数々も、画期的な技術の発展により調べ尽くすことができる時代に。
そんな新時代の研究者たちがみている景色を一緒にのぞいてみませんか?
水はどこからやってくる? 水を育てる菌と土と森
書籍情報
森の土が水を安全にきれいにして、生き物を豊かにし、土砂災害など災害を起こしにくくするメカニズムを、多数のイラストや図版で解説する「水育」ガイドブック。
20年以上にわたって「水のための森づくり」を試行錯誤してきたサントリーへの取材をもとに、水のサイクルや日本のいまの森の姿に迫ります。
この本を読むと、生命に欠かせない「きれいな水」を永遠にリサイクルするためには「森の手入れ」が欠かせないことがわかります。
森や水に関する調べ学習や、自由研究の参考書に、ぜひご活用ください!
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「利他」の生物学 適者生存を超える進化のドラマ
書籍情報
生物の進化のメカニズムは、自然淘汰のなかで自らが生き残り、子孫を残して遺伝子をつなぐという「利己的」な動機に基づいて説明されることが多い。
だとすれば、多くの種で観察される「利他的」な行動は、どのように説明すればよいのだろうか?
本書は、植物学者と動物学者がタッグを組み、その謎の答えに迫る。
カギとなるのは「共生」という戦略である。
互いの強みを融合し、欠点を補い合いながら自然淘汰に打ち克った生物たちのドラマをお届けする。
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土の教え 日本編 「土」を知れば、「食」がもっと面白くなる!
書籍情報
地球上のあらゆる生きものの命をつなぐ地表わずか18cmの土。
作物を育んできた土の正体をとらえ、その過去・現在・未来を考える。足元にある土はそこでしか作られない唯一無二の存在。
日本人はそこでしか作られない土の特性を理解し、農地に活用して独自の食文化や風土を生み出してきた。世界でもまれにみる多様性を有した「日本の土」と、それらが育む各地の特産物の今を追いかける。
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進化が同性愛を用意した ジェンダーの生物学
書籍情報
性の多様性の本当の意味とは?
いまだに「普通ではない」という目を向けられがちな同性愛だが、実は、地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。
実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。しかし、なぜ、子どもを残さないはずの同性間性行動がこれほど盛んなのだろうか?
どうして、ヒトの社会では同性愛が抑圧されてきたのだろうか?ジェンダーかセックスかという既存の枠組みを超え、性の多様性の本当の意味を明らかにする。
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在来植物の多様性がカギになる 日本らしい自然を守りたい
書籍情報
オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコといった在来植物の野生の個体を都会で見ることはほとんどありません。
それは生物多様性ほどに、在来植物の多様性の保存は進んでいないからです。
日本らしい自然を守るにはどうしたらいいのでしょう? 外来植物との関係は?
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各地の保全活動をふまえ、今後の課題と将来を展望します。
自然再生をビジネスに活かすネイチャーポジティブ 企業成長につなげる環境世界目標
書籍情報
カーボン・ニュートラル、サーキュラー・エコノミーに続く、第3の環境対策の柱とし注目される「ネイチャーポジティブ」を軸に、ビジネスと生物多様性をめぐる世界の動きを解説する。
国内の事例も紹介し、実践する手法にも着目する。
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保全生態学入門 【改訂版】 遺伝子からランドスケープまで
書籍情報
ロングセラー「保全生態学入門」改訂版がついに完成!
生物多様性保全と持続可能な開発のために必要な知識を、具体的な事例に基づき平明に解説。
国際社会における動向も踏まえ最新の知見を大幅に加筆。種内の遺伝的変異や他生物との関係、それらが創り出す生物の生活の場としての景観など、重層的な構造をもつ「生物多様性」。
その保全のために必要な知識を具体的な事例に基づき平明に解説した入門書。初版刊行から27年の進歩を踏まえた最新の知見を大幅に加筆。
amazon.co.jp書籍情報より引用
「使命の科学」を掲げた骨格はゆるがさず、検証を経て大きく変わった考え方などアップデートしたい知見をまとめ、国際社会における動向も解説。
生物多様性保全と持続可能な開発に向けた、新しいスタンダード。
目で見るSDGs時代の生物多様性
書籍情報
約38億年前、地球に生物が生まれてから、数えきれないほどの種類の生物が生まれ、ほろび、または命をつないできました。いま地球上に生きている菌類、藻類、木や草、小さな虫から大きな動物まで、すべての生き物は、たがいにかかわりあい、支えあってくらしています。
この生き物たちの豊かな個性と、生命のつながりのことを、生物多様性といいます。
この本は、世界がいま守らなければならない、地球の生物多様性を取りあげています。SDGsの目標でいうと、次の3つがテーマです。
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろうしかしいま、世界ではたくさんの種類の生き物が絶滅しかけています。人間は自分たちの発展ばかりを考えるあまり、ほかの生き物の命や、すみかをうばい、多くの動物や植物を苦しめてきました。その結果、地球の生物多様性が失われつつあるのです。
地球上のいたるところに、魅力にあふれた生き物の世界が広がっています。まずは、この豊かな生物多様性を知って、楽しんでください。そして、どうすればこの大切な地球と生き物を守れるのか、いっしょに考えてみましょう。それが、生物多様性を守るSDGsへの取り組みの第一歩です。
たった一人の行動でも、みんなの力が合わさると、地球の未来を変えるような信じられない変化を起こすことができます。
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ
絵でわかる生物多様性
書籍情報
大学受験指導では外すことのできない「生態系・生物多様性」分野。
生物教育や環境問題に係わる先生方の声を反映して、生物多様性に関する用語解説はもちろんのこと、系統立てた生物多様性の解説や保全対策などを紹介するほか、多数のコラム(下記参照)を掲載。
高校生物の教科書を補うのに最適な一冊!
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ
生物多様性と生態学 遺伝子・種・生態系
書籍情報
遺伝子・種・生態系の三部構成で生物多様性を解説した教科書。
〔内容〕
amazon.co.jp書籍情報より引用
遺伝的多様性の成因と測り方
遺伝的多様性の保全と機能
種の創出機構
種多様性の維持機構とパターン
種の多様性と生態系の機能
生態系の構造
生態系多様性の意味
〈生物多様性〉入門
書籍情報
豊富な食糧、きれいな水と空気、衣類や住居、医薬品、美しい風景……私たち人間のくらしは、自然の恵みに支えられている。
しかし、生物たちが長い歳月をかけて作り上げてきた自然のしくみは、人間の活動によって大きく変化した。
いま、注目される「生物多様性」。
amazon.co.jp書籍情報より引用
その本質と現状・保全の方策を、図を多用して、わかりやすく解説。(カラー32ページ)
評判・口コミ
創造 生物多様性を守るためのアピール
書籍情報
《大地と海と空に生きものたちの賑わう地球》を守るために――
現在、地球の生物種は「第六の大絶滅」と言われるスピードで減少している。
この危機を回避すべく、科学と宗教の連携を目指して筆を執った、生物学の大家、E.O.ウィルソンによる渾身の自然保護論。豊富な実例を元に、地球の環境や生物のおかれた現状を示し、生物学教育の充実や、次代を担うナチュラリストの育成、市民との連携による生物種調査の推進など、生物多様性保護のために、いま我々ができることを提唱する。
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生物多様性によくある質問と回答
生物多様性について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
生物多様性とは何ですか?
回答: 生物多様性とは、地球上に存在する様々な生物の種類やそれらが生息する環境、生物間の相互作用の多様性を指します。
これには、生物種の多様性、遺伝的多様性、生態系の多様性が含まれます。
生物多様性は、地球の生態系の健全性とバランスを保つために重要です。
生物多様性の保全が重要な理由は何ですか?
回答: 生物多様性の保全は、生態系の健康と安定性を維持するために重要です。
多様な生物種は、食料、医薬品、清浄な水、空気の浄化、病気の制御など、人間の福祉に直接的な利益を提供します。
また、気候変動や自然災害などの影響に対する地球の回復力を強化します。
生物多様性の減少の原因は何ですか?
回答: 生物多様性の減少の主な原因には、森林伐採、生息地の破壊、過剰な農業や漁業、気候変動、汚染、外来種の侵入、違法な狩猟や取引などがあります。
これらの活動は、生物種の絶滅や生態系の崩壊につながります。
個人が生物多様性を守るためにできることは何ですか?
回答: 個人が生物多様性を守るためにできることには、環境に優しい製品を選ぶ、リサイクルに取り組む、地元の生態系を支援する、自然保護活動に参加する、サステナブルな食生活を心がけるなどがあります。
また、生物多様性の重要性について周囲に広めることも効果的です。
生物多様性の保全における企業の役割は何ですか?
回答: 企業は、生物多様性の保全において重要な役割を果たします。
企業は、持続可能な資源管理、環境に配慮した事業活動、生態系の保護に貢献する製品やサービスの提供、生物多様性の保全に向けた研究やイノベーションに投資することで、この問題に積極的に取り組むことができます。
生物多様性のスキルが活かせる職種とは?
生物多様性に関する知識や経験は、自然保護、環境管理、持続可能な開発など、幅広い分野で活用されます。
生物多様性の保全と持続可能な利用は、地球の健康や人類の福祉に直結しており、多くの専門職で重要な役割を果たします。
以下は、生物多様性に関する知識や経験を活かせる職種の例です:
- 自然保護オフィサー/野生生物管理者:
- 自然保護区や国立公園での生物多様性の保護と管理を担当します。生態系のモニタリング、保全計画の立案、環境教育プログラムの実施などを行います。
- 環境コンサルタント:
- 企業や政府に対し、生物多様性に関連する環境影響評価や持続可能な開発計画のアドバイスを提供します。環境保護法規の遵守や生態系サービスの保全に向けた戦略を支援します。
- エコツーリズム開発者:
- 生物多様性を保護しつつ、持続可能な観光活動を推進します。自然環境の魅力を活かしたエコツーリズムプロジェクトを企画・実施し、地域社会の経済発展に貢献します。
- 生態学研究者:
- 大学や研究機関で、生物多様性に関する基礎研究や応用研究を行います。生態系の機能、種の相互作用、人間活動の影響などを調査し、科学的知見を提供します。
- 環境教育者:
- 学校や非営利組織で、生物多様性の重要性についての教育活動を行います。次世代に自然環境の価値や保護の必要性を伝え、環境意識の向上を図ります。
- 持続可能な農業開発者:
- 生物多様性を保護し、土壌の健康を維持しながら、持続可能な農業手法を推進します。有機農業、多様な作物の栽培、自然農法などを通じて、食料生産システムの改善に取り組みます。
- 法律専門家(環境法):
- 環境保護法や生物多様性に関連する法律の専門家として、政策立案や企業のコンプライアンス支援、環境保護団体の法的アドバイスなどを提供します。
- 持続可能性アナリスト:
- 企業や組織における持続可能性の取り組みに関する分析や報告を行い、生物多様性の保全を含む環境指標の改善に貢献します。
生物多様性に関する知識や経験を持つ人材は、地球環境の保全と持続可能な未来を実現するために欠かせない存在です。
自然環境と人間社会の調和を目指す様々なプロジェクトやイニシアティブにおいて、重要な役割を果たします。
まとめ
生物多様性について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、生物多様性がわかる本のおすすめ3選を紹介しました。
さらに探したい人のために、名著・ロングセラー本、最新の本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、ぜひ読んでみてください!
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