倫理学について知りたい人のために、おすすめの本などを紹介します。
倫理学(Ethics)とは、善悪や正義、公正についての原則や基準を研究する哲学の一分野です。これには、道徳的な行動や価値観、個人や社会の行動規範が含まれます。倫理学は、医療、ビジネス、環境など多岐にわたる分野で重要な役割を果たし、正しい判断や行動を導くための指針を提供します。
まずはじめに、倫理学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- 哲学の学生:倫理学の基本理論や主要な思想家の議論を学びたい
- 哲学者・倫理学研究者:専門的な知識を深め、最新の倫理学的議論を研究したい
- 教育者・教師:学生に倫理学を教えるための教材や教授法を探している
- 医療従事者:医療倫理や患者ケアに関する倫理的な問題を理解し、実践に活かしたい
- 法曹関係者:法律と倫理の交差点について学び、法的実践における倫理的判断を強化したい
- ビジネスリーダー・マネージャー:企業倫理や意思決定における倫理的側面を理解し、企業の社会的責任を果たしたい
- 政策立案者:公共政策の策定において倫理的な考慮を取り入れたい
- 宗教研究者・神学者:宗教的信念と倫理的理論の関係を理解したい
- 科学者・技術者:科学技術の発展に伴う倫理的問題について考えたい
- 一般読者:日常生活の中で直面する倫理的問題について考え、自己の価値観や行動を見直したい
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んだり学んだりしてみましょう!
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おすすめ5選)倫理学の本
倫理学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
社会倫理学講義
書籍情報
ロボット・AIとの共存、動物との権利闘争、そして紛争・戦争といった政治的衝突は、人間がいかなる存在なのかと私たち自身に突きつけています。
哲学、そして倫理学はそうした多種多様な問いに応えるべく文明の歩みとともに長く議論を紡いできました。本書は、多くの野心的な著作で知られる著者が、現代社会を考えるための哲学・倫理学の入門書として執筆した、講義形式で読み進められる教科書です。
amazon.co.jp書籍情報より引用
倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで
書籍情報

善と正の違いは何か。権利と義務の関係とは――。
本書は、倫理学の基礎からはじめて、法、政治、経済、宗教と倫理を関連づけながらその意義を再考する。
アリストテレスやカントらによる5つの主要理論を平易に概説。さらに、グローバル経済、戦争、移民、安楽死、環境破壊、人工知能など現代社会の直面する難題について倫理学の観点から考察する。
社会契約論や功利主義にかんする10の図解と26名の思想家のコラム付き。
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ
AI・ロボットからの倫理学入門
書籍情報

AI・ロボット技術が日々進化する中で、生成AI や自動運転車、自律型兵器などが引き起こしうる倫理的問題を通し、人間の道徳を考える、知的興奮に満ちた入門書。
「本書には、ロボットや AI という新しい隣人たちとつきあう上で参考となる倫理学の知恵がつまっている」 —— 伊勢田哲治。
amazon.co.jp書籍情報より引用
注目の新刊)倫理学の本
倫理学がわかる本の注目の新刊を、5冊、紹介します。
倫理思考トレーニング
書籍情報
意見のすれ違いの根底には「倫理問題」がある――。
「はい論破」ではなく、協力的で生産的な議論を。
わかり合えない人と話し合うための討論の技法!
物事の善し悪しを判断するのは難しい。社会のあるべき姿や幸せの形も人それぞれ。ならば意見のすれ違う人と対話するのは不毛なのだろうか。それでも私たちは他者と共に社会をつくるため、答えの出ない問題について話し合わなければいけないことがある。そんなとき、小手先の論理で相手を説き伏せようとする前に、対立の根本に遡って「そもそも倫理とは何か」と考えてみることがとても役に立つ。「価値観の壁」を越え、生産的に議論するためのクリティカル・ディスカッション入門。
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倫理学 改訂版 (3STEPシリーズ)
書籍情報

倫理学の基本事項を、概説、ケーススタディ、アクティブラーニングのスリーステップで学ぶ。大学での入門的な講義に最適なテキスト。
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20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか (上)
書籍情報

オックスフォードでメタ倫理学が発展してきた道筋を、研究の背景や文脈まで含めて紐解く。『メタ倫理学入門』の姉妹篇がついに登場!
倫理学における善・義務・徳といった概念のあり方を解明したり、そもそも倫理学とは何を主題としてどのようなアプローチで論じられるべきなのかを問い直したりするメタ倫理学。上巻ではムーアから出発してエア、オースティン、ヘア、フット、アンスコム、マードックらの理論について、世代ごとに相互の影響関係もあわせて描き出す。
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滅亡するかもしれない人類のための倫理学 長期主義・トランスヒューマン・宇宙進出
書籍情報

核戦争、環境破壊、パンデミック、超AI……人類滅亡の可能性はきわめて高い。
しかしそれを切り抜けたならば、人類は宇宙を征服するだろう、と言われる。
そのとき「人類」は果たして「ヒト」だろうか?
そして存続を目指すべき「人類」の範疇とは?
超未来を想定すると、問うべき倫理と答えは変わる。イーロン・マスクやテック企業家たちを熱狂させ、先端技術の基底思想になりつつある「長期主義」を軸に、ポストヒューマニズムの最前線を追う。
amazon.co.jp書籍情報より引用
はじめての倫理学 混迷の時代を生きるために
書籍情報

●最初に読んで欲しい、超入門書!
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●陰謀論や政治不信がはびこる時代に向き合い、問題を考える力を養う。
●人物・用語解説、読書案内など附録も充実。
現代を代表する哲学者のサイモン・ブラックバーンが、倫理学をはじめて学ぶ読者にむけて執筆した本書は、初版の刊行以来、「最初に読むべき一冊」として定評があります。
ブラックバーンは、「倫理なんてニセモノではないか?」という根本的な「問い」に向き合いつつ、この混迷する時代に、私たちが日常で出会うさまざまな問題をときほぐし、答えを導き出していきます。
基礎から応用までを学べる、もっともコンパクトな超入門書、待望の邦訳!
ロングセラー)倫理学の本
倫理学がわかる本のロングセラーを、10冊、紹介します。
ふだんづかいの倫理学
書籍情報
モラルなき現代に正義・愛・自由を問う、新しい倫理学!
社会も、経済も、政治も、科学も、倫理なしには成り立たない。
倫理がなければ、生きることすら難しい。人生の局面で判断を間違わないために、正義と、愛と、自由の原理を押さえ、自分なりの生き方の原則を作る!
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道徳的混乱に満ちた現代で、人生を炎上させずにエンジョイする、〈使える〉倫理学入門。
考えるあなたのための倫理入門
書籍情報

安楽死や中絶などの身近なテーマから、「善い」とは何かを考える倫理学の入門書。
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倫理はどこから来るのかを問い、道徳教育の必要性を論じる。
政策決定にも影響を与えた、イギリスが誇る女性哲学者による定評あるテキスト。
道徳は進歩する 進化倫理学でひろがる道徳の輪
書籍情報

理性の力がひろげる〈利他の輪〉
倫理とはなにか? 謎を解く鍵はダーウィン進化論にある。家族や友人への思いやりは、やがて見知らぬ他人へ、さらに動物へと向かう──利他性が生物学的な起源を超えて普遍的な倫理へと拡張していくプロセスを鮮やかに描きだす進化倫理学の古典的名著。初版刊行後30年間の研究成果を踏まえた後記を付した決定版。
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暇と退屈の倫理学
書籍情報
暇とは何か。人間はいつから退屈しているのだろうか。
答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。 著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。
現代の消費社会において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー。2011年朝日出版社刊『暇と退屈の倫理学』、2015年太田出版刊『暇と退屈の倫理学 増補新版』にあとがきを加え、待望の文庫化。
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小さな倫理学入門
書籍情報
人間の弱さや卑しさに眼差しをむける小さくて深い倫理学の入門書
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▼愛とは何か、正義とは何か、欲望とは何か、なぜ過去の記憶に悩まされるのか、偶然性とは何か、人生に意味はあるのか、そして〈私〉とは何か。身近な物事を通して、人間の弱さや卑しさに眼差しをむける、倫理学の入門書。
慶應義塾大学三田哲学会叢書
三田哲学会は創立100年を機に、専門的な研究成果を「生きられる知」として伝え、 公共の中に行き渡らせる媒体として本叢書の発刊を企図した。
シリーズ名は、ars incognita アルス インコグニタ。
ラテン語で「未知の技法」を意味する。
単なる知識の獲得ではなく、新たな「生きる技法としての知」を作り出すという精神を表現している。
アリストテレス ニコマコス倫理学 「よく生きる」ための哲学
書籍情報

幸せを獲得するためにすべきことが詰まった「実践哲学」の書!
天文学、生物学、詩学、政治学、論理学、形而上学などあらゆる分野の学問の基礎を確立し、「万学の祖」と呼ばれる古代ギリシャの哲学者アリストテレス(前384-前322)。彼が「倫理学」という学問を歴史上初めて体系化した書物が『ニコマコス倫理学』だ。
「倫理学」と訳されているギリシャ語は「人柄に関わる事柄」という意味で、彼が倫理学と呼ぶものは、義務や禁止といったルールを学ぶことではなく、どのような人柄を形成すれば幸福な人生、充実した人生を送ることができるのかを考察することだった。
アリストテレスは、幸福とは人間がもっている固有の能力を発揮することであり、そのためには、外的な幸運を生かすための内的な力である「徳(アレテ―)」を身につける必要があると考えた。その「徳」は一定の行動を繰り返し習慣化することで「性格」となり、身につけることができるという。また、人間同士の相互的な絆のことを「友愛(フィリア)」と呼び、それらを分類・分析することで、幸福になるために必要な友愛とは何かを明らかにすべく、思索を深めていく。「幸福とは何か」を多角的に考え抜き、それを獲得する方策を説いたのが『ニコマコス倫理学』であり、現代人にとっても大切な「正義」や「欲望」、「生き方」や「友情」などの在り方について、読者がわが身に引き付けて考えるための「実践の書」なのだと、著者はいう。その発展的受容という観点から、特別章を加筆。キリスト教とギリシャ哲学を融合させたトマス・アクィナスの思想に『ニコマコス倫理学』の実践を見る。
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倫理学原論 直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい
書籍情報

胸に手を当てて感じる善悪のほうが哲学的倫理学より正しい!
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目的のない人生にも意義がある!
「善悪が生成する人生の意味」としての倫理を考え倫理学を根底から問いなおす
本書は、倫理学を学びたい人、社会の多様な出来事に倫理的問題を見出だそうとする人に向けて、倫理的諸問題と倫理学の関係を斜めに解き明かし、倫理学の全体像を描き出す。まず倫理・倫理学とは何かを整理し、倫理学という学問の日本における受容史を解説。さらに、倫理学のもつ根本問題――倫理の実践はどうあるべきか、真の善を目的とした行動に人々を駆り立ててよいのか――を根源から考察。学問としての倫理学が真に目指すべきものと、倫理学的観点の面白さとを伝える。
現代倫理学入門
書籍情報
私はこの本で、現代の倫理学で議論される原理的な問題と応用倫理学で取り扱われる内容を、明確に描き出したい。それには日常生活で出会う倫理問題を考えることが、現代倫理学の中心問題を理解する早道だと思う。難しい術語や学説の違いを知るより、現代の倫理学者達の議論の中身に入ってもらいたいという気持ちで書いた。何よりもまず、読み物として面白く通読できるよう心がけた。
amazon.co.jp書籍情報より引用
(「あとがき」より)
倫理学によくある質問と回答
倫理学について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
倫理学とは何ですか?
回答: 倫理学は、正しい行動や善悪、道徳についての哲学的研究です。
倫理学は何が道徳的に正しく、何が誤っているか、どのようにしてそのような判断が下されるべきかを考察します。
倫理学を学ぶ目的は何ですか?
回答: 倫理学を学ぶ目的は、個人的な道徳的判断を磨くと同時に、社会全体の道徳的問題に対して洞察を深めることです。
これにより、より良い個人的、社会的決定を行うための基盤を築くことができます。
倫理学の主な分野にはどのようなものがありますか?
回答: 倫理学の主な分野には、応用倫理学、規範倫理学、メタ倫理学があります。
応用倫理学は特定の実践的問題(例:医療倫理、環境倫理)を扱い、規範倫理学はどのような行動が正しいかを探求し、メタ倫理学は道徳的信念や言語の性質と起源を研究します。
倫理学と道徳はどう違いますか?
回答: 道徳は個人または社会が正しいと考える行動様式や原則を指し、しばしば文化や社会によって形成されます。
倫理学はこれらの道徳的信念を批判的に分析し、その根拠や適用を考察する学問です。
倫理学でよく議論される問題にはどのようなものがありますか?
回答: 倫理学では、堕胎の是非、動物の権利、死刑、遺伝子編集、人工知能の倫理など、多岐にわたる問題が議論されます。
これらはしばしば社会的な論争の対象となり、倫理学者はこれらの問題に対する深い洞察を提供します。
倫理学のスキルが活かせる職種とは?
倫理学に関する知識や経験を習得することは、個人や組織が直面する複雑な道徳的問題を解決するための重要なスキルを提供します。
以下は、倫理学の専門知識を活かして担当できる仕事の例です:
- 倫理コンサルタント:
- 企業や組織に対して、倫理的な問題やジレンマについてのアドバイスを提供します。企業の倫理方針や行動規範の策定、倫理研修の実施などを支援します。
- 医療倫理士:
- 医療機関で働き、医療従事者、患者、家族が直面する倫理的問題を解決するサポートを行います。臨床倫理相談、倫理委員会のメンバーとしての活動が含まれます。
- 法務スペシャリスト:
- 法律事務所や企業の法務部門で、倫理的な観点からの法的助言を提供します。企業のコンプライアンス、取引の透明性、倫理的リスク管理などを担当します。
- 研究倫理オフィサー:
- 研究機関や大学で、研究の倫理的側面を監督し、研究者が倫理規範を遵守するよう指導します。研究倫理審査、研究不正の防止と対応を行います。
- 政策アナリスト:
- 政府機関やシンクタンクで、公共政策の倫理的側面を評価し、提言します。倫理的視点からの政策分析、社会的影響の評価を行います。
- 教育者/教授:
- 大学や専門学校で倫理学を教える。倫理理論、応用倫理、職業倫理などのコースを担当し、学生に批判的思考や倫理的判断力を養います。
- カウンセラー/セラピスト:
- 倫理的な視点を取り入れたカウンセリングを提供し、クライアントが倫理的なジレンマや価値観の問題に対処できるよう支援します。
- ジャーナリスト/ライター:
- 倫理的な問題や社会的課題についての記事やエッセイを執筆します。メディアでの倫理的報道、公共の意識向上を図ります。
- 非営利組織のリーダー:
- 社会正義や人権問題に取り組む非営利組織でリーダーシップを発揮します。倫理的なミッションとビジョンを持って、社会的変革を推進します。
- 企業のCSR(企業の社会的責任)マネージャー:
- 企業の社会的責任に関するプログラムを管理し、持続可能なビジネスプラクティスを促進します。企業の社会的影響を評価し、改善策を提案します。
倫理学の知識とスキルは、道徳的判断力、問題解決能力、批判的思考力を強化するため、多くの職業で重要です。
これにより、個人や組織が複雑な倫理的問題に対処し、社会に対して責任ある行動を取ることができるよう支援する役割を担うことができます。
まとめ
倫理学について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、倫理学がわかる本のおすすめ5選を紹介しました。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んだり学んだりしてみましょう!
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