考古学について知りたい人のために、おすすめの本などを紹介します。
考古学(Archaeology)とは、過去の人類の生活や文化を物質的な遺物から研究する学問です。遺跡や遺物を発掘し、分析することで、古代文明や歴史の謎を解き明かします。考古学は、人類の歴史を理解し、現在とのつながりを見つける手助けとなります。
まずはじめに、考古学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- 考古学の学生:学業の一環として考古学の基礎知識や最新の研究成果を学びたい
- 考古学者:専門知識を深め、新たな発見や研究手法について学びたい
- 歴史研究者:考古学の視点から歴史を理解し、研究に役立てたい
- 文化人類学者:人類の過去の生活や文化の変遷を理解するために、考古学の知識を求めている
- 教育者・教師:学生に考古学の魅力や重要性を伝えるための教材や教授法を探している
- 博物館の学芸員:展示物や遺物の背景を深く理解し、来館者に適切な説明を提供したい
- アマチュア考古学愛好家:趣味として考古学に興味があり、自己学習を深めたい
- 歴史愛好家:考古学的発見を通じて歴史の理解を深めたい
- 旅行ガイド・観光業関係者:歴史的・考古学的観光地の案内や説明に役立つ知識を身につけたい
- 作家・クリエイター:歴史や考古学的背景をもとにしたフィクションやノンフィクション作品の執筆に役立てたい
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んだり学んだりしてみましょう!
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おすすめ5選)考古学の本
考古学がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
考古学概論 初学者のための基礎理論
書籍情報
発掘はどのように行われるのか、考古資料はどのように年代や用途が解釈されるのか。研究の歴史から、基礎理論、フィールド調査、資料の解釈、報告書刊行までを広く解説。
最新の研究成果を紹介するコラムや、発展的な学習につながる「ブックガイド」をはじめ、文献の種類や読み方を説いた「考古学の学習と文献」も充実させた。考古学の理論と実践を一冊にわかりやすくまとめた、初学者に最適の入門書。
amazon.co.jp書籍情報より引用
若い読者のための考古学史
書籍情報
人類学や地質学と連係しつつ発展してきた、グローバルで時空をこえた知的探求のあゆみ
一瞬にして火山灰に埋もれたポンペイの町はどのように発見され、発掘されたか。
氷河時代の洞窟内に描かれた壁画の作者は?密林の奥にたたずむ古代遺跡、世界各地に現存する巨石モニュメントの謎など、コンパクトな40章で、考古学が誕生した18世紀から衛星画像や遠隔探査の技術が進歩した現代まで、世界先史学の権威がテンポよく案内する、地球規模の考古学の発展史。
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はじめて学ぶ考古学〔改訂版〕
書籍情報
震災や返還問題など、社会との関わりの中で近年注目されたトピックや最新の研究動向を加筆し、コラムや図版・写真も一部刷新。
考古学の学び方・考え方から、最新の方法論、現在議論されている諸問題まで、「現代」とのつながりを意識して学べるテキスト。
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考古学者だけど、発掘が出来ません。 多忙すぎる日常
書籍情報
とにかく休みが来ない!
目覚まし時計はホエザルの怒鳴り声・行列ができる考古学者の進路相談・ラクダの帰宅ラッシュ・2泊4日のエジプト弾丸ツアー・毎日17時間労働・必死の資料撮影・ジャングルで黒い物体に追われる…
忙しすぎて、発掘調査が出来ません!考古学者たちの「働き方改革」とは無縁な日々。
amazon.co.jp書籍情報より引用
はじめての考古学
書籍情報
・古墳はなぜあんなにデカいのか?
・縄文土器が派手ななのはなぜ?
・古代、男女の関係はどのようなものだったのか?
・戦争はいつごろからはじまったのか?新たな知を取り入れ、がぜん面白くなっている考古学から、日本前夜の謎に迫る。
【各時代とともに新しい考古学を体験】
amazon.co.jp書籍情報より引用
〇人類の進化と旧石器時代→新しい進化科学に基づく考古学
〇縄文時代→認知考古学
〇弥生時代→戦争の考古学
〇古墳時代→比較考古学とジェンダー考古学
注目の新刊)考古学の本
考古学がわかる本の注目の新刊を、2冊、紹介します。
考古学の黎明 最新研究で解き明かす人類史
書籍情報
狩猟採集生活→農耕革命→生産増→人口増→貧富の差→都市→国家という、我々の多くが信じてきた「進歩史観」は正しいのか?
人類学者デヴィッド・グレーバーと考古学者デヴィッド・ウェングロウの共著『万物の黎明』は、この進歩史観をくつがえし、世界中に衝撃を与えた。
本書は『万物の黎明』に大なり小なり衝撃を受けた日本の考古学者が集い、自らの最新研究を基に、人類史のパラダイムシフトを行う試みである。
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ヤポネシアの考古と言語 (ヤポネシア人の起源と成立 4)
書籍情報
・文科省新学術領域研究「ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明」(略称:ヤポネシアゲノム)のプロジェクト成果をまとめた専門書シリーズ。
・歴史的に日本列島に居住してきた人類集団「ヤポネシア人」の起源と発展の歴史を、遺伝学・考古学・言語学などの文理融合研究によって紐解く。
・第4巻では、考古学・言語学の視点から得られた成果を解説。
〔内容〕考古学(DNA 分析、同位体、縄文/弥生/古墳時代、縄文墓制、貝塚、親族構造、日本海交流、青谷上寺地遺跡、南九州地方遺跡、先史琉球人)/言語学(日本語話者、朝鮮半島、類型、アイヌ語、重層性、方言、アクセント、琉球諸語、日琉語族)
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ロングセラー)考古学の本
考古学がわかる本のロングセラーを、10冊、紹介します。
宇宙考古学への招待 衛生データでわかったエジプト・中国古代文明
書籍情報
宇宙からの眼で、古代の都市や遺跡、当時の環境を探ることで、時間を越えた世界を見ることが容易になってきた。
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「宇宙考古学」と呼ばれる地球観測技術で解き明かされた古代エジプト、古代中国の研究成果を、第一線の研究者たちが熱く語り明かす。
これから学芸員をめざす人のために
書籍情報
現役博物館長が伝授する、本音の就職ガイド
たとえなりたくても採用そのものが非常に少ない職業、学芸員。その狭き門にアルバイト職員が数多く採用されている三重県の桑名市博物館現役館長が、大学では教えてもらえない、学芸員の目指し方とハードで多岐にわたる仕事の内容を事細かに伝授。決して安直に夢を与えることなく、就職してから挫折しないためのノウハウも盛りだくさん。厳しさを増す、令和の時代の博物館学芸員を生き抜くための指南書としてもおススメの一冊です。
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地域からの考古学 弘前大学の挑戦
書籍情報
次世代と地域をつなぐグローカル考古学への挑戦!
現在、土偶や史跡などの個々のモノに焦点を当てた出版物は多数あるが、大学が所蔵するコレクションという集合体と、地域に根ざした独創的かつ学際的な研究資源を融合させた考古学の本はみかけない。本書は、「地方」史の枠を超え、地域の考古学研究が歴史の見方をどのように変え、さらにどのように変わり続けるのかを探る。
前半では、大学が所蔵する貴重なコレクションと、これまで調査してきた遺跡を紹介する。先人たちの研究に対する挑戦や視点を振り返ることで、弘前大学の考古学研究が地域に果たしてきた重要な役割を知ることが出来るだろう。
後半では、現在と未来の研究に焦点を当て、地域に根差した大学ならではの学際的かつ創造的な研究を紹介する。地理学、民具学、地学、文化財科学、分子化学、農学など多様な分野からのアプローチに加え、災害や気候変動、地域活性化といった地域発の世界的課題に挑む研究の姿を描く。最先端の分析技術の紹介にとどまらず、遺物や遺跡そのものが持つ美的な価値を豊富なグラフィックで紹介し、その歴史的価値にも深く迫っている。新しい考古学の世界を是非楽しんでいただきたい。
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考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話
書籍情報
ロマンだけでは食べていけないが、ロマンのない考古学なんてつまらない!
墓石に閉じ込められたり、原因不明の病にかかったり、人骨と過ごしたり…… 発掘調査は命がけ!前代未聞、考古学者たちのノンフィクションエッセイ!
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博物館DXと次世代考古学
書籍情報
考古学・博物館資料のデジタル化は記録、保存、公開共有の新しいあり方や利用者の特別な体験をもたらす。
博物館DXの背景や考え方、世界的な動向や日本での取り組みの現状がわかる初めての書!
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多くの企業により新たな技術やサービスも紹介!
古墳とはなにか 認知考古学からみる古代
書籍情報
日本列島に築かれた古墳とは何であったのかを問う、認知考古学の最前線。
なぜ、日本列島に前方後円墳のような巨大古墳が生まれたのか。
長をまつる巨大な墳丘を「見上げる」行為や、石室の位置や様式、埴輪、また鏡・刀などの副葬品から、古代の人びとは何を感じとっていたのか。
竪穴式石室から横穴式石室への大転換はどのように起きたのか。人の心の動きの分析を通じて解明。
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神格化の装置から単なる墓へ。
3世紀から7世紀の日本列島に16万基も築かれた古墳とは何であったかを問う、認知考古学の最前線。
考古学はどんな学問か
書籍情報
考古学は物的証拠を手掛かりに、過去の人々の行為を再現する学問だ。したがって石器時代や縄文・弥生などの古い時代だけでなく、近現代までもが研究対象となる。
もちろん物的証拠も幅広く、銃弾といったものさえ証拠になる。犯罪捜査さながらにスリリングな学問であり、時には一国の歴史を書き換えることすらある。
アメリカで長く国民的英雄とあがめられていた将軍の遺跡が、実は先住民への暴力の跡だったことが分かった「リトルビッグホーン古戦場」などは代表的事例だ。歴史の生き証人を足元から掘り起こす考古学。
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その魅力を余すことなく伝える、読んで楽しい入門書!
マンガでわかる 考古遺跡発掘ワーク・マニュアル
書籍情報
掘れば掘るほど、深みにはまる!
ある日のこと、ハローワークで見つけた遺跡発掘調査事務所の求人。
考古学のことはわからないけれど、なんだか面白そうだなと思い始めた遺跡発掘の仕事にどんどんはまっていった著者が、得意なマンガでその一見地味だけど奥深い仕事の内容を楽しく深掘りし紹介する、初めての発掘ワーク・マニュアル。表面の土をはぐところからはじめ、近世から縄文まで、深く掘り下げるごとに変わる、特徴的な出土品も紹介、考古学の基礎も学べる。
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メイキング 人類学・考古学・芸術・建築
書籍情報
線を引くとき、ひもを綯うとき、凧をあげるとき、建物を建てるとき。
わたしたちはいつだって、世界と手で対話し、応答しながら生きている。
すべての〈つくるひと〉に送る『ラインズ 線の文化史』につづく待望の邦訳第2弾!人類学と考古学、芸術、そして建築。
これら4つのAをすべて、世界を探究する技術として捉えなおしたならば、どんな風景が広がるだろう。
石器を試作し、浜辺を歩き、ある一体の彫像を1週間観察する。
そんな授業を続けてきたインゴルドが送る、文化人類学の冒険の書!チェリスト・ロストロポーヴィチに弟子入りすることと、文化人類学の参与観察はどう違うのか?
フランスからアフリカまで、広く産出する石斧が、ほとんど同じ形状をしているのはなぜか?
ゴチック建築の傑作、シャルトル大聖堂は、設計図なしにどうやってつくられたのか?
デザインがあってプロダクトがある。では生物はどうなのか?
この物質世界のなかで、生きているとはどういうことか? それは風に吹かれる凧とどう違うのか?無数の刺激的な問いから、インゴルドは人間の根本的な条件と可能性を見つけだす。
amazon.co.jp書籍情報より引用
知るのではない、狩人になるのだ――。
『メイキング』とともに過したものだけが、その意味を知る!
考古学によくある質問と回答
考古学について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
考古学とは何ですか?
回答: 考古学は、古代の人々の生活や文化について研究する学問です。
遺跡や遺物、化石などの物理的な証拠を通じて、人類の歴史や先史時代の社会を解明することが目的です。
考古学者はどのような仕事をしますか?
回答: 考古学者は遺跡の発掘、遺物の分析、データの記録と解釈を行います。
彼らはフィールドワークを通じて物理的な証拠を集め、それを基に人類の過去を再構築し、学術論文や書籍にその成果を発表します。
考古学で発見される遺物にはどのようなものがありますか?
回答: 考古学で発見される遺物には、土器、骨、金属製品、石器、建築物の残骸、装飾品、埋葬物など多岐にわたります。
これらの遺物から、その時代の人々の生活様式、技術、信仰、社会構造などが研究されます。
考古学の主な研究分野は何ですか?
回答: 考古学の主な研究分野には、先史考古学、歴史考古学、海洋考古学、都市考古学、環境考古学などがあります。
これらの分野は、特定の時代やテーマに焦点を当てて、人類の活動や環境との関係を解明します。
考古学の研究で使われる主な技術は何ですか?
回答: 考古学の研究では、GPS測定、地中レーダー探査、遠赤外線写真撮影、炭素14年代測定などの先進技術が使用されます。
これらの技術を用いて、遺跡の正確な位置の特定や遺物の年代測定、埋まっている遺物の探索などが行われます。
考古学のスキルが活かせる職種とは?
考古学に関する知識や経験を習得することは、歴史的な遺物や遺跡の発掘、保存、研究において非常に重要です。
以下に、考古学の専門知識を活かして担当できる仕事の例を挙げます:
- 考古学者:
- 遺跡の発掘調査を行い、出土品を分析して歴史的な知見を得ます。大学や研究機関、博物館で働き、調査結果を報告し、学術論文や報告書を執筆します。
- フィールドディレクター:
- 発掘現場の指揮を執り、調査チームを管理します。発掘計画の立案、現場での作業指導、データの記録を担当します。
- 保存修復専門家:
- 出土品や歴史的遺物の保存と修復を行います。物理的な保存方法の研究や、適切な保管環境の提供を担当します。
- 博物館学芸員/キュレーター:
- 博物館や美術館で、考古学的展示物の管理、展示企画、教育プログラムの実施を行います。展示物の解説や展示会の企画も担当します。
- 文化遺産保護スペシャリスト:
- 歴史的遺跡や建造物の保護と保存を行います。地域や国家レベルでの文化遺産の保存計画を策定し、実施します。
- 教育者/教師:
- 学校や大学で考古学を教えます。カリキュラムの開発、教材の作成、学生への指導を行い、次世代の考古学者を育成します。
- 遺跡観光ガイド:
- 考古学的に重要な遺跡や歴史的場所でのガイドツアーを行います。訪問者に対して、遺跡の歴史的背景や発掘の意義を説明します。
- リサーチアナリスト:
- 考古学的データの分析と解釈を行い、研究成果を報告します。政府機関や民間の研究機関で働き、考古学的調査プロジェクトを支援します。
- コンサルタント:
- 建設プロジェクトや開発計画において、文化遺産の影響評価を行います。遺跡の保護と開発の両立を図るためのアドバイスを提供します。
- ライター/ジャーナリスト:
- 考古学に関する記事や書籍を執筆します。雑誌、新聞、オンラインメディアで働き、一般向けに考古学の知見を広めます。
考古学に関する知識や経験は、歴史や文化を深く理解し、それを現代社会に伝えるために重要です。
これにより、教育、文化保存、観光、メディアなど多岐にわたる分野で活躍することができます。
まとめ
考古学について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、考古学がわかる本のおすすめ5選を紹介しました。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んだり学んだりしてみましょう!
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