多文化共生について知りたい人のために、おすすめの本などを紹介します。
「多文化共生」とは、さまざまな文化的背景を持つ人々が、互いの違いを尊重しながら、共に暮らし、協力し合う社会を築くこと。違いを排除せず、多様性を力に変える社会のあり方です。
まずはじめに、多文化共生がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介します。
あなたは、次のどれに当てはまりますか?
- 地域住民: 外国籍住民との交流や共存に関心がある
- 教育関係者: 多様な文化的背景を持つ子どもたちへの教育方法を模索している
- 行政職員: 多文化共生施策の企画・実施に携わっている
- 企業の管理者・人事担当者: 外国籍社員の雇用や異文化マネジメントに関わっている
- NPO・NGO関係者: 移民や難民支援、国際協力活動を行っている
- 社会学・文化人類学などの研究者・学生: 多文化社会の構造や現象を深く理解したい
- 日本語教師: 外国籍学習者への指導法や異文化理解を深めたい
- 国際交流に関心がある人: 異文化理解やグローバルな視点を身につけたい
- 保護者: 子どもたちに多様な価値観を伝えたいと考えている
- メディア関係者: 多文化共生に関する正確な情報発信や問題提起に関わっている
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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おすすめ5選)多文化共生の本
多文化共生がわかる本のおすすめ5選を紹介します。
中学生が多文化共生について本気で考えてみた
書籍情報
新潟の公立中学校で一人の教師と子どもたちから始まった多文化共生学習の軌跡が書籍化。
生徒たちが隣人を訪ね、問い、本気で考えた「ともに生きる社会」の実現のしかたとある授業での一言をきっかけに、著者と有志の生徒たちが学習会を主催します。その学習会では、海外ルーツ当事者の日々や困難、願いを聞き、自分事として多文化共生の実現について考えました。学習会を経た学びや自分なりの答えを導くまでの約1年間の軌跡をたどりました。
amazon.co.jp書籍情報より引用
著者ポスト、評判・口コミ
「多文化共生」言説を問い直す 日系ブラジル人第二世代・支援の功罪・主体的な社会編入
書籍情報
日系ブラジル人第二世代への調査から、多文化共生施策にもとづく「支援」が排除や周縁化を生み出している矛盾を実証的に提示。
amazon.co.jp書籍情報より引用
ハイブリディティを戦術的に利用した主体的な社会編入にも着目し、既存の多文化共生言説を再検討し、制度の再構築に示唆を与える。
評判・口コミ
多文化世界 違いを学び未来への道を探る 原書第3版
書籍情報
■グローバル時代に求められるものとは?■
文化の違いは、人の考え方や行動の衝突をいかにして生むのか?
76におよぶ国や地域での価値観調査に基づき解説。ウォール・ストリート・ジャーナルが選んだ権威による世界的ベストセラー Cultures and Organizations: Software of Mind, 3rd ed. の邦訳。
グローバル社会の人間と組織、ビジネスを文化の違いから読みとく知恵を授ける。
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ
地方発 多文化共生のしくみづくり
書籍情報
いま、日本の地方部にこそ多文化共生の標準装備を!
人口減少に悩み、外国人受け入れが不可避の課題になりつつある地方部。本書は、日本の移民政策と豊富な国内外の事例の検討を通じて、地方部における多文化共生の課題を掘り下げ、今後の態勢整備に向けた提案を果敢に試みる。
渡戸一郎(元・移民政策学会会長/明星大学名誉教授)
研究者×実務家日本では「多文化共生」の指針のもと外国人住民の受け入れが進められているが、各地方の「現場任せ」になっているのが実情である。さらに、人的資源や組織体制、予算面での不足により、受け入れ態勢が未成熟な地域は少なくない。
amazon.co.jp書籍情報より引用
本書では、多様な視点から日本の地方部における実情だけでなく、海外の事例も紹介。これから外国人住民がますます暮らしやすい地域にするための課題を考察する。
評判・口コミ
多文化共生 人が変わる、社会を変える
書籍情報
真の「多文化共生」とは何なのか、めざすべき姿はどんなものなのかを再考する一冊。
山田泉氏の論文(第1部)を受け、3名の執筆者が各専門・活動領域や自身の経験から応えます(第2部)。
また、本書の制作過程で行った演劇ワークショップについても掲載(第3部)。
その活動をとおして、多様な参加者が多文化共生を‟自分事"として捉え、あるべき姿を模索した姿を紹介します。「多文化共生」という言葉があふれる今、その意味を見つめ直します。
amazon.co.jp書籍情報より引用
評判・口コミ
注目の新刊)多文化共生の本
多文化共生がわかる本の注目の新刊を、2冊、紹介します。
多文化共生と民族的マイノリティ 近現代日本をめぐる「人の移動」の歴史から
書籍情報
日本社会に増えつつある海外からの様々な移住者の背景の理解を深めるため、在日コリアン女性、中華民国(台湾)系華僑、アメラジアン、フィリピン系日系人、中国帰国者など移住者のルーツのみならず、当事者の経験にも焦点をあて、多文化共生の議論に歴史を振り返る視点を提供する。
amazon.co.jp書籍情報より引用
多文化共生論 【第2版】 多様性理解のためのヒントとレッスン
書籍情報
初版刊行以降、在留外国人の増加、新型コロナウイルスの影響、戦争や災害による避難民の受け入れ、ジェンダーや性的マイノリティへの関心の高まりなど、日本社会を取り巻く状況は大きく変化してきた。これらの変化を受け、本書は「多文化共生」の最新の課題に対し各章の更新・追加をおこなった第2版となる。
amazon.co.jp書籍情報より引用
学校・地域・職場・医療・法律・家族・言語・ジェンダーなどの領域から、現場で実践を重ねる専門家が事例をもとに分析し、社会的な不平等や偏見にどう向き合うか、支援のあり方を模索する。マイノリティを一括りにしない複合的な視座や、グローバル社会における多文化主義の現状にも目を向けた、多文化共生を理解し実践するための必読のテキストである。
ロングセラー)多文化共生の本
多文化共生がわかる本のロングセラーを、10冊、紹介します。
地方発 外国人住民との地域づくり 多文化共生の現場から
書籍情報
入管法改正で今後ますます増加する外国人住民。地方の受け入れ現場で、いま、何が起こっているのか。
amazon.co.jp書籍情報より引用
外国人人口が増え続けている地方の現場では、どのような問題を抱え、何が求められているのか。限られた活動資源をもとに日々奮闘する人びとの姿・活動を、各地の現地調査から丁寧に描き出し、「地域社会の貴重な担い手」として外国人住民とともに暮らす地域社会のあり方にむけた課題と展望を示す。
《本書を読むにあたって》
◎入管法改正議論以前から、都市部とともに地方でも外国人住民の数は増え続けている。
◎日本在住の外国ルーツの人たちは、「地域の一員」として地域社会で暮らし、生活している。そこでは、日本語習得、医療・福祉の活用、教育、キャリア形成などに関する問題・課題が山積している。
《本書のポイント》
◎本書では、外国人住民を、「地域社会の担い手」として捉え、いま、現場で起こっている課題を明らかにし、共生へのヒントを示す。
◎事例として、「急激に外国人住民が増加した地域」、「行政が人口減少への対策として積極的に外国人受け入れをすすめている地域」、「外国人人口の構成比(国別)が急激に変化した地域」などを取り上げる。
◎日本語教室、医療・福祉現場、災害時対応、メンタルヘルス、朝鮮学校、子どもサポート、キャリア形成といった多様なテーマから、現場の状況・課題を明らかにする。
アクティブラーニング 多文化の共生社会を創る ラテンアメリカの問題から探る
書籍情報
共存から「共生」へ
人類史の新たな物語〈ナラティヴ〉は可能か共生社会は,多文化主義のさらに先へ
多文化主義は民族間の差異を認めそれを尊重する。しかし、その差異を強調しすぎると、民族差別や民族紛争の契機になりうる。多民族の共生社会は、民族間の固有の差異に拘ることなく、民族間の公平な相互作用によって新たなナラティヴを創造する。
amazon.co.jp書籍情報より引用
日本型多文化教育とは何か 「日本人性」を問い直す学びのデザイン
書籍情報
2018年の入管法改定を契機に「移民時代」を迎えた日本では、多文化共生の課題は新たな段階を迎えている。
本書は、それに対する考え方や進め方を具体的に構想し、「日本人性」の概念を問い直すことで、日本型多文化教育のグランドデザインを提案する。
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多文化社会で多様性を考えるワークブック
書籍情報
★柔軟な思考力・共感力を鍛えるために
多文化社会で必要なしなやかな思考力・共感力を対話形式で鍛えるワークブックです。
国籍・宗教・ジェンダー・言語など幅広いトピックを扱っており、異文化コミュニケーションや日本語教師養成コースのテキストとして、また日本語ボランティア等での他者理解にも役立つ内容となっています。
どこからでも始められる1章完結型。限られた時間で使えるミニワークも収録しています。
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お寺でつながる多文化共生 在日ベトナム人の信仰と地域との関わり
書籍情報
技能実習制度により来日するベトナム人仏教徒の増加に伴い、ベトナム仏教寺院がない地方では信仰継承、多文化共生において地域仏教寺院の関わり方が鍵を握っている。
地域仏教寺院主催の法要や国際共修が信仰や対人関係にどのような影響を与えているかを分析。
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多文化化するデンマークの社会統合 生涯学習が果たす役割とその可能性
書籍情報
移民・難民は、いかにして福祉国家に包摂されうるのか?
人種的に同質性が高く、移民や難民の受け入れに消極的と言われるデンマーク。しかし近年ではヨーロッパ統合とグローバル化の影響で多文化化が進み、福祉国家としての再編が迫られている。市民社会と協働するデンマーク流の生涯学習政策は、国境を越えて移動する人びとの「入口」を準備できるのか。「社会統合」をめぐる政治思想を再検討し、生涯学習の現代的意義と課題を明らかにする。
amazon.co.jp書籍情報より引用
「新しいデンマーク人」のための多様な教育実践に迫る――
新 多文化共生の学校づくり 横浜市の挑戦
書籍情報
本格的な外国人労働者の受入れに舵を切った日本において、とりわけ外国につながる子供たちの数が激増している横浜市における、学校・教育委員会・国際交流協会・市民団体等の様々な取り組みを収載し、〝横浜市の挑戦〟として発信する一冊。
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多文化共生の実験室 大阪から考える
書籍情報
近年、行政を中心に「多文化共生」が叫ばれるが、歴史的にマイノリティ集住地域である大阪の多様な実践は、大阪独自のものとして見過ごされてきた。大阪での先駆的な取り組みや歴史ある営みから、今日的な共生のあり方にどのような示唆を得ることができるだろうか。
民族教室など母語/母文化を重視するとともに進路保障にも力を入れる公教育、同和教育の実践と蓄積、民族的マイノリティの権利保障を目指す運動、外国人住民への支援、ヘイトスピーチ対策――大阪で民族的マイノリティを支える教育や制度、その担い手に光を当て、「反差別」や「人権」という対抗的な理念に基づき共生を目指す実践としてそれらを再評価する。
近年の大阪の諸政策に見る民族的マイノリティへの差別的な側面など、大阪の共生をめぐる現実が抱える問題点も指摘して、「多文化共生の実験室」といえる大阪の様々な営みから、全国レベルで進められる多文化共生を批判的に検証する視点を浮き彫りにする。
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多文化共生社会を支える自治体 外国人住民のニーズに向き合う行政体制と財源保障
書籍情報
現在、日本に住む外国人の数は266万人を超える。
かれらを地域住民として受け入れ、行政サービスを整える必要に迫られている。ヒアリング・自治体アンケート調査をもとに、国籍・在留資格・居住歴が様々な外国人住民の多様なニーズと行政の課題を探る。
多文化共生ソーシャルワーカー・外国人支援コーディネーター・自治体職員・国際交流団体・福祉関係者の職務に役に立つ一冊。
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改訂版 多文化共生のコミュニケーション
書籍情報
長年留学生や地域の日本語教育に携わってきた著者が、日本語教育の現場を軸に多文化共生に必要とされるコミュニケーションとは何かをわかりやすく説明しています。
異文化コミュニケーション理論だけでなく、具体的な事例を豊富に盛り込み、実践できる活動も多数掲載。
様々な角度から多文化共生について理解できるように構成されています。日本語教育に関わる人だけでなく、外国人に関わるすべての人に読んでほしい1冊です。
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多文化共生によくある質問と回答
多文化共生について、初心者からよくある質問と回答を5つ紹介します。
「多文化共生」って、具体的にどういう意味ですか?
回答: 「多文化共生」とは、異なる国籍や民族、文化を持つ人々が、それぞれの文化や習慣を尊重しながら、地域社会の一員として共に暮らしていくことです。
単に「外国人が住んでいる」というだけでなく、お互いを理解し、支え合いながら、より良い社会を築いていくことを目指します。
日本は単一民族国家だと思っていました。なぜ多文化共生が必要なのでしょうか?
回答: かつては日本も「単一民族国家」と認識されていましたが、近年は少子高齢化やグローバル化の影響で、外国籍住民が増加しています。
彼らは日本の社会や経済を支える重要な存在であり、多様な文化や価値観は社会に新たな視点や活力を与えます。
異なる背景を持つ人々が共に安心して暮らせる社会を作るためにも、多文化共生は不可欠です。
外国人とうまくコミュニケーションをとる自信がありません。どうすれば良いですか?
回答: まずは「完璧な日本語を話さなければ」と気負う必要はありません。
簡単な言葉でも、笑顔で挨拶したり、身振り手振りを使ったりと、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が大切です。
地域によっては、多文化共生センターなどで日本語教室や交流イベントが開催されているので、参加してみるのも良いでしょう。
習慣や文化の違いで、トラブルになることはありませんか?
回答: 習慣や文化の違いから、意図せず誤解が生じることはあります。
例えば、ゴミの分別方法、騒音に関する感覚、宗教的なタブーなどが挙げられます。
大切なのは、違いを「悪いこと」と決めつけずに、「そういう文化もあるんだな」と理解しようと努めることです。
もしトラブルになった場合は、地域の多文化共生相談窓口や専門機関に相談することをおすすめします。
地域に外国人が増えることで、私たちにどんなメリットがありますか?
回答: 外国籍住民が増えることで、地域に新たな活力が生まれます。
例えば、多様な料理を提供するお店が増えたり、異文化交流イベントが開催されたりして、私たちの生活がより豊かになります。
また、異なる視点や発想が加わることで、地域社会の課題解決に繋がったり、新たなビジネスチャンスが生まれたりする可能性もあります。
国際感覚が養われ、共生社会を築く経験は、私たち自身の成長にも繋がります。
多文化共生の知見が活かせる職種とは?
「多文化共生」に関する知識や経験を習得することで、さまざまな分野で活躍できる機会が広がります。ここでは、その知識や経験を活かせる10の仕事を紹介します。
- 国際交流員(CIR)
- 自治体などの国際交流部門で、地域住民と外国人住民の交流イベントの企画・運営、多言語情報の発信などを行います。
- 日本語教師
- 日本語を母国語としない人々に日本語を教え、日本の生活や文化への適応を支援します。
- 社会福祉士・精神保健福祉士(外国人支援専門)
- 外国籍住民が抱える生活、健康、心理的な問題に対し、専門的な相談援助を行います。
- 入管業務専門家(行政書士など)
- 在留資格の申請手続きや、外国人住民の生活に関する法的なサポートを提供します。
- 多言語コールセンターオペレーター
- 外国語での問い合わせに対応し、外国人住民が必要な情報やサービスにアクセスできるよう支援します。
- 国際協力NGO職員
- 開発途上国や紛争地域での多文化共生支援プロジェクトに携わり、異文化間の理解促進や共生社会の構築を目指します。
- 企業のグローバル人材担当
- 外国籍社員の採用、研修、異文化間のコミュニケーション円滑化など、多様な人材が活躍できる環境づくりを行います。
- 観光コンシェルジュ(多言語対応)
- 外国人観光客に対して、地域の情報提供や文化体験の案内など、快適な旅行をサポートします。
- 通訳・翻訳者
- 会議、医療現場、法律関係など、様々な場面で言語の壁を取り除き、円滑なコミュニケーションを支援します。
- メディア関係者(多文化共生専門)
- 多文化共生に関するニュース記事の執筆、ドキュメンタリー制作、多様な文化の紹介などを通して情報発信を行います。
これらの仕事は、異文化理解や多様性を受け入れる姿勢が求められ、グローバル化が進む現代社会においてますます重要性が高まっています。
まとめ
多文化共生について知りたい人のために、おすすめの本を紹介しました。
まずはじめに、多文化共生がわかる本のおすすめ5選を紹介しました。
もっと探したい人のために、注目の新刊、ロングセラー本など(目次を参照)を紹介しました。
あなたの興味関心にあった本をみつけて、読んで学んでみましょう!
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