あなたは「話せるのに書けない!」という、もどかしさで悩んでいませんか?
あなたはいままで、文章の書き方を体系的に教わったり本を読んだことがありますか?
日々忙しい中で、本を買って勉強した方が良いと思いつつ何年も後回しになってしまいますね。
そんなあなたに文章を書く考え方を「聴く読書」で学べるオーディブル本を紹介します。
本の概要
著者は本書執筆時点から15年前に出版社に就職し翌年フリーライターとして独立し、毎年平均10冊以上、合計で80冊以上の書籍づくりにライターとして携わっていて、アドラー心理学を題材に日本でベストセラーとなっている「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」があります。
著者はこの本を「これまで自分がライターとして蓄積してきた『話し言葉から書き言葉へ』のノウハウを、余すところなく伝える現場からの授業だ。」と述べています。
「書く技術」は、一生使える“武器”になる
と著者は言っています。
隙間時間や歩きながら「聴く読書」で一生使える武器を学んでみませんか?
この本の再生時間は、等倍で5時間52分(2倍速で2時間56分)です。
以降では、この本の注目点、感想などを紹介します。
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の注目点
「ガイダンス:その気持ちを『翻訳』しよう」から引用して紹介します。
ぼくの結論はシンプルだ。書くことをやめて”翻訳”するのである。
頭の中の「ぐるぐる」を、伝わる言葉に”翻訳”したものが文章なのである。
われわれは、書くという再構築とアウトプットの作業を通じて、ようやく自分なりの解をつかんでいくのだ。
「第1講:文章は『リズム』で決まる」からポイントを抜粋して紹介します。
文章の「視覚的リズム」:読点の打ち方、改行のタイミング、漢字とひらがなのバランス
文章の「聴覚的リズム」:音読を文章のリズムを確認するために行う
断定により文章にリズムを持たせる
「第2講:構成は『眼』で考える」からポイントを抜粋して紹介します。
文章を映画やドラマのカメラワークに例えて考える。
・序論:客観のカメラ(遠景)
・本論:主観のカメラ(近景)
・結論:客観のカメラ(遠景)導入は「映画の予告編」のつもりで
・インパクト優先型
・寸止め型
・Q&A型「主張・理由・事実」のマトリョーシカ構造で考える
「第3講:読者の『椅子』に座る」からポイントを抜粋して紹介します。
結局、われわれが本当の意味で「椅子」に座れる読者は、世の中に2人しかいないとぼくは思っている。次の2人だ。
・10年前の自分 (1年前の自分、半年前の自分でも良い)
・特定の”あの人”
「第4講:原稿に『ハサミ』を入れる」からポイントを抜粋して紹介します。
「なにを書くか?」ではなく、「なにを書かないか」
読み返すなかで、少しでも長い文章を見つけたら、さっさとハサミを入れて短い文章に切り分けた方がいい。
感想・評判・口コミ
感想
この本はブロガーにおすすめの本に挙げられていたので前からチェックをしていたものの実際に読むまでに至らなかった本だった。
後回しになっていた理由を考えてみると、以前すでに読んだ「新しい文書の教室」との違いが分からなかったことと、この本のタイトル「20歳の自分に...」の部分が何か引っ掛かっていたことだ。
実際に読んで(聴いて)みると、「新しい文書の教室」とは8割ぐらい違う内容であり、「20歳の自分に...」の部分は特に内容に関係がなく変な先入観を持ってしまっていたことが分かった。
この本は文書の書き方を映画を例えにして説明していることが他の本にないユニークな点だ。
文章の導入部分を映画の予告編に例えてレトルトカレーの紹介文をホラー映画形式で書いてみるとどうなるか、北野武監督の映画が「起承転結」形式で文章の書き方にも応用できること、映画のカメラワーク(遠景と近景の切り替え)と同じように文章を書くと読者に伝わりやすくなるなど。
文書の読者を喫茶店の椅子に座るお客さんに例えて説明するなど、他の文章の書き方を説明する本には無いような「文章の書き方」というより「文章の考え方」を教えてくれる本だったので、隙間時間や歩きながら手軽に本を聴くことができて良かった。
これから文書を書く考え方に悩んだときには、繰り返し聴き直してみようと思う。
評判・口コミ
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まとめ
「20歳の自分の受けさせたい文章講義」を読んで、注目点、感想・評判・口コミを紹介しました。
この本を読んで、文章を書くことの重要性や、その際に心がけるべき要素について学ぶことができました。
特に、簡潔で明快な表現や、読み手の心に響く言葉の使い方について、印象に残りました。
文章を書く上での重要なポイントがわかりやすくまとめられた良書です。
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